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保険の基本

持病があっても保険に入れる?「引受基準緩和型」の死亡保険・医療保険・がん保険を解説

引受基準緩和型保険のメリット・注意点(デメリット)、おすすめの考え方も確認

持病があっても保険に入れる?

ファイナンシャルプランナー 加藤 梨里
マネーステップオフィス株式会社代表

持病があるときには、生命保険への加入を希望していても入れない場合があります。そのようなときに検討できる選択肢の一つが、告知項目が少ない「引受基準緩和型保険」です。引受基準緩和型保険の種類や、メリット・注意点(デメリット)、保険選びの考え方を解説します。

更新日2026.08.08

掲載日2026.08.07

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生命保険への加入を検討するとき、「持病があると、生命保険に入れない」と聞いたことがあるかもしれません。しかし、持病があるとまったく生命保険に加入できないとは限りません。一部には、持病がある人でも入りやすいタイプがあります。その一つである「引受基準緩和型保険」について解説します。

持病があっても生命保険に入れる?引受基準緩和型保険とは?

通常の生命保険に比べて告知事項を少なくすることで、持病がある人や一定期間中に傷病歴がある人などが入りやすい仕組みにした保険が、「引受基準緩和型保険」です。引受基準緩和型保険の概要を確認しましょう。

持病があると生命保険には入れない?

生命保険に申し込むときには、通常、健康に関する告知が必要です。告知前の一定期間に病気やケガで入院・治療をしたことがある場合や、持病がある場合は、状況によって通常の生命保険に加入できないことがあります。加入できる場合でも、一定期間は特定の病気や部位への保障を受けられない「特定疾病・部位不担保」などの特別条件が付くことがあります。その結果、必要な保障を十分に確保できない場合があります。

そのような状況で、生命保険への加入を希望する場合に検討できる選択肢として、告知項目が少ない「引受基準緩和型」や、告知がない「無選択型」の保険が挙げられます。

この記事では、このうち「引受基準緩和型保険」について詳しく解説します。

引受基準緩和型保険とは?

引受基準緩和型保険は、通常の生命保険よりも告知項目が少なく、引受基準が緩和されている保険です。「緩和型保険」や「限定告知型保険」などと呼ばれる場合もあります。

引受基準緩和型保険では通常、所定の告知項目に該当がなければ加入ができます。告知項目数や内容は商品により異なりますが、3~5項目程度なのが一般的で、通常の生命保険に比べて少ないことが特徴です。

引受基準緩和型保険の告知項目の一例

・最近3ヶ月以内に、医師から入院、手術、検査をすすめられたことがありますか
・過去2年以内に、入院、手術をしたことがありますか
・過去5年以内に、がん、上皮内がん、肝硬変、統合失調症、認知症、アルコール依存症で、医師の診察、検査、治療、投薬のいずれかを受けたことがありますか

※引受基準緩和型死亡保険の場合の一例です。保険会社や商品により、告知項目の数や内容は異なります。詳細は必ず各保険会社にご確認ください。

ポイント

  • 持病があると、状況によっては通常の生命保険に加入できないか、特別条件付きの契約となる場合がある
  • 引受基準緩和型保険は、持病がある人などでも加入しやすい仕組みになっている保険で、「緩和型」、「限定告知型」と呼ばれることもある
  • 引受基準緩和型保険の告知項目の数は3〜5程度が一般的

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引受基準緩和型保険の種類

引受基準緩和型保険は、保障内容や保険期間などによりいくつかの種類に分けられます。主なものは以下のとおりです。

引受基準緩和型死亡保険

死亡や、所定の高度障害状態に該当したときに保障を受けられる死亡保険の一部には、引受基準緩和型の商品があります。

引受基準緩和型定期死亡保険

引受基準緩和型の死亡保険のうち、保険期間が10年や20年など(年満了)、60歳までや70歳までなど(歳満了)と一定なのが、「引受基準緩和型定期死亡保険」です。基本的な保障内容は一般的な定期死亡保険と同じで、保険期間中に死亡または所定の高度障害状態に該当したときに、保険金が支払われます。

保険期間中に保険金の支払事由に該当しなければ、保険期間が満了します。掛け捨て保険が中心で、保険期間の満了時や途中で解約したときなどに、払い込んだ保険料は戻ってきません。このため、保障が一生涯続く引受基準緩和型終身死亡保険と比べると、契約時の年齢や性別、保険金額などの条件が同じであれば、契約当初の保険料を抑えられる傾向があります。

年満了の場合には、保険期間が満了すると契約時と同一の保険期間・保障内容で所定の年齢まで更新できるのが一般的です。ただし、保険料は更新時の年齢や保険料率で再計算されるため、通常は更新のたびに保険料が高くなります。

引受基準緩和型終身死亡保険

引受基準緩和型の死亡保険のうち、保険期間が終身にわたって続くものが、「引受基準緩和型終身死亡保険」です。加入後は原則として時期にかかわらず、死亡時または所定の高度障害状態に該当したときに保険金が支払われます。

基本的な保障内容は通常の終身死亡保険と大きな違いはありませんが、商品によっては、契約から一定期間は病気による死亡の場合に、保障額が半額などに削減される場合があります。
※支払削減の内容は、商品により異なります。

保険料の払込期間は、終身にわたって払込みを続ける「終身払い」か、または10年や60歳までなどの一定期間に払い込む「有期払い」のいずれかから選択するのが一般的です。保険料払込期間中には、保険料の金額が一定です。

また、将来の保険金支払に備えて保険料の一部が積み立てられ、契約から一定期間経過後には、保険期間の途中で解約すると所定の解約返戻金を受け取れる場合もあります。
※ただし、早期解約した場合には解約返戻金は支払われないか、あったとしてもわずかな額です。

引受基準緩和型医療保険

病気やケガで入院や手術をしたときなどに保障を受けられる医療保険にも、一部に引受基準緩和型の商品があります。

基本的な保障内容は通常の医療保険と大きな違いがなく、主に入院時や手術時に給付金を受け取れるのが一般的です。保険会社や商品によっては、特約を付けることで先進医療や三大疾病(がん(悪性新生物)・心疾患・脳血管疾患)などへの保障を付加できます。

引受基準緩和型定期医療保険

引受基準緩和型の医療保険のうち、保険期間が一定なのが、「引受基準緩和型定期医療保険」です。保険期間中に入院や手術などの支払事由に該当したときに、所定の保障を受けられます。

ただし、一部の商品では、契約から6ヶ月以内など一定期間中は支払われる金額が半額に削減される場合があります。
※支払削減の内容は、商品により異なります。

保険期間は1年ごとなどで、保障を継続する場合には更新されるのが一般的です。

引受基準緩和型終身医療保険

引受基準緩和型の医療保険のうち、保険期間が終身にわたって続くものが、「引受基準緩和型終身医療保険」です。加入後には原則として時期にかかわらず、入院や手術などの支払事由に該当したときに、所定の給付金を受け取れます。

ただし、商品や保障内容によっては、契約から1年以内など一定期間中は支払われる金額が半額に削減される場合があります。
※支払削減の内容は、商品や保障内容により異なります。

保険料払込期間は終身払いのものが中心で、保険料払込期間中は保険料の金額が一定です。

引受基準緩和型がん保険

がんに備えるがん保険の一部にも、引受基準緩和型の商品があります。通常のがん保険と同様に、がんと診断されたときや入院したとき、抗がん剤など所定の治療を受けたときなどへの保障を付加できるのが一般的です。なかには、がんにかかったことがある人に向けた専用のがん保険を扱っている保険会社などもあります。商品により、再発や転移などにも備えられるよう、診断給付金を複数回受け取れるものや、先進医療への保障を付加できるものもあります。

ただし、通常のがん保険と同じく、がんへの保障が開始する「責任開始日」は「申込日からその日を含めて91日目」などとされており、保険を契約してからがんに対する保障が開始するまでには一定の待ち期間が設定されています。責任開始日の前までに診断されたがんは、保障の対象外になりますので注意しましょう。
※保険会社や商品により、「悪性新生物」のみを「がん」と定義する場合と、「上皮内新生物」を含めて「がん」と定義する場合があります。また、プラン・保障内容により、保障対象に含まれる範囲が異なる場合があります。

そのほかの引受基準緩和型保険

ほかにも、がんと診断されたときや、心疾患・脳血管疾患で所定の状態に該当したときに保障される三大疾病保障保険を扱っている保険会社や、糖尿病の持病がある人に向けた死亡保険や医療保険、所定のがんを経験したことがある人に向けた死亡保険など、特定の病気の既往歴がある人に加入対象を限定した商品を取り扱っているところもあります。

ポイント

  • 死亡保険、医療保険、がん保険などの一部に、引受基準緩和型の商品がある
  • 引受基準緩和型保険では、商品や保障内容により、契約から一定期間は保障額が半額などに削減される場合がある
  • 引受基準緩和型保険のなかには、糖尿病やがんなど、特定の病気の既往歴がある人に向けた商品もある

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引受基準緩和型保険のメリットと注意点(デメリット)

引受基準緩和型保険には、どのようなメリットと注意点(デメリット)があるのでしょうか。主なものを確認しましょう。

引受基準緩和型保険のメリット

引受基準緩和型保険は告知項目が少ないため、告知項目に該当しなければ傷病歴や持病があっても申し込みができます。このため、通常の生命保険に比べて、持病があっても加入しやすい傾向があります。
(※ただし、必ず加入ができるわけではありません。詳細は以下「引受基準緩和型保険の注意点(デメリット)」にてご説明します。)

引受基準緩和型保険の主なメリット

・告知項目が少ない
・持病がある場合にも加入しやすい傾向がある

引受基準緩和型保険の注意点(デメリット)

引受基準緩和型は、持病がある人などでも加入がしやすい傾向がありますが、注意点(デメリット)もあります。

告知事項に一つでも該当すると加入できないことがほとんど

引受基準緩和型保険の告知項目は、通常の生命保険に比べて少ないものの、一つでも該当すると、加入ができないものがほとんどです。

また、告知項目には該当しなくても、職業、健康状態、過去の契約状況などの理由により加入ができないか、保障内容が制限される場合もあるようです。

加入してから一定期間(支払削減期間)は保険金額や給付金額が削減される商品もある

引受基準緩和型保険には、加入から1年間など、所定の期間中は保険金や給付金が半額などに削減される商品があります。加入後すぐには、十分な保障を得られない場合がありますので注意が必要です。

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引受基準緩和型保険の支払削減期間のイメージ図。縦軸が給付金額、横軸が経過期間を表しています。契約から「契約1年後 など」までの期間は「支払削減期間」として給付金額が低く抑えられており、それ以降は本来の給付金額へ増額される仕組みが示されています。(※一例のイメージです。詳細は商品によって異なります。)

ライフネット生命作成

通常の保険に比べて保険料が割高

引受基準緩和型保険は、持病がある場合や一定期間内に傷病歴があるなど、健康状態に不安がある人にも申し込みやすい仕組みになっているため、通常の生命保険に比べて保険料が割増されています。年齢や性別、保険金額などの条件が同じ場合には、通常の生命保険に比べて保険料が高くなります。

また、特約を付加する場合には、特約部分も引受基準が緩和されているため保険料が割高になることが多いようです。

引受基準緩和型保険の主な注意点(デメリット)

・告知事項に一つでも該当すると加入できないことがほとんど
・支払削減期間が設けられている商品もある
・通常の保険に比べて保険料が割高

ポイント

  • 引受基準緩和型保険は、告知項目が通常の生命保険に比べて少なく、告知項目に該当しなければ持病があっても加入しやすい傾向がある
  • 引受基準緩和型保険は、告知項目に一つでも該当すると加入できないことがほとんど
  • 引受基準緩和型保険の保険料は、通常の生命保険に比べて割高

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持病があったら引受基準緩和型保険に入るべき?生命保険選びのおすすめの考え方

ここまでご説明したように、引受基準緩和型保険は告知項目が少ないため、持病がある人や一定期間中に傷病歴がある人などにも申し込みやすい仕組みになっています。では、持病がある人が生命保険への加入を希望するときには、引受基準緩和型保険に入るべきなのでしょうか。生命保険を選ぶときの考え方について解説します。

1.通常の生命保険に入れるかどうかを確認する

持病がある人が生命保険への加入を希望する場合、必ずしも「引受基準緩和型保険」のみが選択肢になるわけではありません。それは、告知した内容や加入する商品によっては、通常の生命保険などに加入できる場合があるためです。

過去に入院や手術をしたときから一定以上の時間が経過しており、その後は治療の必要がない状態が続いている、持病の内容が告知項目に含まれないものであるといった場合には、通常の生命保険に、健康な場合と同じように無条件で加入できる場合があります。

また、持病に関連する特定部位や病気への保障を受けられない「特定部位不担保・特定疾病不担保」や、保険料の割増、保障額の削減といった特別条件が付くことを前提に、通常の生命保険に加入できる場合もあります。どのような条件で加入ができるか、健康状態を告知したうえで希望する生命保険に申し込み、審査結果を待ってみるという方法もあります。

加えて、通常の死亡保険・医療保険・がん保険などは、保険の種類によって告知項目の数や内容が異なる場合もあります。持病が理由で医療保険には加入できない場合でも、がん保険の告知項目には該当せず、がん保険には無条件で加入できる場合もあります。もし、病気への備えを確保したいと考えるときに、保障の対象ががんだけでもかまわないと考える場合には、がん保険を選択するといった方法も考えられます。

※まずは保険会社に問い合わせてみることをおすすめします。(ライフネット生命より)

2.引受基準緩和型保険を検討する

通常の生命保険には加入できない、加入はできるが特別条件が付くことで希望する保障を確保できないといった場合には、引受基準緩和型保険を検討することができます。

先ほどご説明したとおり、引受基準緩和型保険は通常の生命保険に比べて告知項目が少なく、引受基準が緩和されているため、告知事項に該当しなければ持病がある場合にも加入できる可能性があります。ほとんどの商品のパンフレットやインターネットの商品ページには告知項目が掲載されているため、ご自身の健康状態が告知項目に該当するかどうかを申込前に確認することが可能です。

ただし引受基準緩和型保険は、告知事項に一つでも該当すると加入できないのが基本です。告知項目は保険会社や商品によって異なりますので、複数の商品の告知項目を確認して、加入できる可能性がある商品があるかどうかを検討してみましょう。

3.告知がない無選択型保険を検討する

通常の生命保険と引受基準緩和型保険のいずれも加入が難しい場合には、告知がない無選択型保険を選ぶ方法もあります。無選択型の保険では、告知や医師による診査がないため、持病がある場合でも加入できる可能性があります。
※職業、健康状態、保険の加入状況などによっては加入ができない場合や、商品によっては治療中の病気や既往症が保障対象外となる場合などもあります。

ただし、無選択型保険の商品数は通常の生命保険や引受基準緩和型と比べて少なく、保険選びの選択肢は限られるという注意点があります。死亡保険や医療保険では複数の無選択型保険が販売されているもののごくわずかで、がん保険はほとんど販売されていません。

また、商品によっては契約から所定の期間は保険金額が削減されるものがある、保険料が通常の生命保険や引受基準緩和型保険と比べて、年齢・性別・保障内容などの条件が同じでも割高になるなどの留意点もあります。

すでに加入中の生命保険や公的医療保険制度などでカバーするという考え方も

持病があるときに生命保険の加入を希望する場合には、ここまでご説明した手順で検討するのが一般的です。しかし、加入できる保険だけでは保障が十分に確保できない、保険料の負担が重いといった理由で、希望に合うものが見つからない場合もあるかもしれません。

しかし、そのような場合に、病気やケガへの備えがまったくなくなってしまうわけではありません。まずは、すでに加入中の生命保険があるかどうか、ある場合にはその保障内容をあらためて確認してみましょう。生命保険は、一部の例外を除き、保険期間中に病気やケガをして保険金や給付金を受け取った場合でも、その後も保険期間中は保障が続くのが一般的です。持病を発症する前から加入している生命保険があれば、今後も保障を受けられるかもしれません。

また、公的医療保険制度では、病気やケガの治療を受ける際には年齢などに応じ自己負担割合が1~3割に抑えられています。加えて高額療養費制度によって、1ヶ月にかかった医療費の自己負担額が、所定の限度額である「自己負担限度額」を超えたときには、超えた金額が「高額療養費」として戻ってきます。したがって、民間の生命保険などでの備えがない場合でも、公的医療保険制度によって一定程度の負担は抑えられます。もしもの病気やケガでかかる医療費などにはこうした公的補助を中心に対応する、自分で貯蓄をして備えておくといった考え方もできるでしょう。

なお、公的医療保険制度による保障は、民間の生命保険に加入できるかどうかにかかわらず、年齢や所得に応じて受けられるものです。生命保険を検討する前には、健康状態にかかわらず、ご自身がどのような公的保障を受けられるのかを確認しておくことが大切です。また、すでに加入している保険がある場合も、健康状態にかかわらず、新たな保険選びを始める前に契約内容を確認しておくことで、必要な保障を合理的に選びやすくなります。

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持病がある場合の保険選びの手順(一例)を示すフローチャート。まず「通常の生命保険に入れるかどうかを確認する」。加入できる場合は無条件または特別条件付で加入。加入できない・希望に沿わない場合は次のステップとして「引受基準緩和型保険を検討する」。ここで加入できる場合は加入し、難しい場合は最後に「無選択型保険を検討する」という流れを表しています。

筆者作成

ポイント

  • 持病があっても、通常の生命保険に加入できる場合がある
  • 通常の生命保険に加入できない場合や、特別条件付きの契約では希望の保障を確保しにくい場合に、引受基準緩和型を検討するのが一般的
  • 引受基準緩和型保険への加入が難しい場合には、無選択型保険を検討することもできる

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Q&A

精神疾患で通院中ですが、引受基準緩和型保険なら入れますか?

引受基準緩和型保険の告知では一般的に、告知前の3ヶ月以内に医師から入院・手術をすすめられたことがあるか、過去2年以内に病気やケガで入院または手術をしたことがあるかといったことが問われます。現在は通院治療のみで入院していなくても、過去の一定期間中に入院したことがあれば告知が必要となり、引受基準緩和型保険に加入できない可能性があります。

また、過去5年以内に所定の病気で医師の診察・検査・治療・投薬のいずれかを受けたことがあるかどうかを問われる引受基準緩和型保険もあります。この場合、対象となる病気には、統合失調症、認知症、アルコール依存症といった精神疾患が含まれることがあります。これらに該当する場合にはこの項目の告知が必要となり、加入できない可能性が高いと考えられます。

高血圧や糖尿病の持病がありますが、引受基準緩和型保険に入れますか?

持病があって通院中や治療中でも告知項目に該当しない場合には、引受基準緩和型保険に加入できる可能性があります。ただし、現在は入院をしていなくても、入院をすすめられている、所定の期間中に入院したことがあるなどで告知項目に該当する場合があります。また、入院をすすめられているかどうかには、医師の診察や検査だけでなく、健康診断、がん検診、人間ドックなどでの「再検査」や「要精密検査」が含まれる場合もありますので、告知項目をよく確認することが大切です。

なお、一部には糖尿病の持病がある人に向けた引受基準緩和型保険もありますが、こうした保険を検討する場合でも、告知項目は十分に確認しましょう。

※保険会社や商品により、告知項目の数や内容は異なります。また、告知項目に該当しなくても、職業、健康状態、過去の保険の加入状況などによっては加入ができないと判断される場合もあります。詳細は必ず各保険会社にご確認ください。

まとめ

引受基準緩和型保険は、告知項目を限定することで、持病や傷病歴がある人でも加入しやすい仕組みにした保険です。死亡保険・医療保険・がん保険など複数の種類があり、保障の目的に応じて選べます。一方で、保険料が割高であることや、加入後一定期間は保障が削減される商品があるなど、注意点もあります。加入を検討する際は、まず通常の生命保険に加入できるかどうかを確認し、それが難しい場合に引受基準緩和型を検討するのが基本です。また、引受基準緩和型保険への加入が難しい場合には、無選択型の検討や、公的医療保険制度などを中心に備える方法も考えられます。

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