保険
独身の方・家族がいる方向けの生命保険の選び方を紹介
ファイナンシャルプランナー 氏家 祥美
ハートマネー代表
40代の独身者は医療保険を重視。結婚して子どもができたら死亡保険で備えよう
更新日2026.01.07
掲載日2022.12.09

生命保険の世帯加入率が90%を超える40代。保障内容はライフスタイルに合わせて選びましょう。40代で独身の方や、40代でご家族がいる方にとって優先順位の高い生命保険の選び方を確認しましょう。
生命保険文化センターが行った調査によると、生命保険・個人年金保険の世帯加入率は、世帯主の年齢が40代前半で86.8%、40代後半で92.7%に達しています。注目したいのは、その後50代、60代も世帯加入率が90%を超えていることです。40代~60代ごろまでは何らかの生命保険に加入し続けていることがデータからわかります。
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出典:(公財)生命保険文化センター「2024年度 生命保険に関する全国実態調査」

医療保障を生命保険で備えている人の割合は、男女とも50代が最も高く、40代もそれに近い数字になっています。図表の中で、太字になっている部分は、全体に比べて高い値を示している箇所です。40代になると医療費を生命保険や損害保険で備える人が増加して、預貯金で備える人が減少します。
医療保障に対する私的準備状況[性・年齢別]
(複数回答、単位:%)
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| N |
| 準備している | 準備していない | わからない | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
生命保険 | 損害保険 | 預貯金 | 有価証券 | その他 | |||||
男性 | 2,141 | 66.2 | 22.9 | 44.5 | 10.4 | 0.4 | 80.6 | 16.9 | 2.6 |
20歳代 | 235 | 32.8 | 10.6 | 21.3 | 5.5 | 0.0 | 46.8 | 43.4 | 9.8 |
30歳代 | 275 | 68.4 | 20.7 | 47.3 | 13.5 | 0.4 | 82.2 | 14.9 | 2.9 |
40歳代 | 375 | 74.9 | 25.9 | 40.5 | 7.2 | 0.8 | 87.7 | 10.9 | 1.3 |
50歳代 | 358 | 72.1 | 30.4 | 45.5 | 11.5 | 0.3 | 89.9 | 9.2 | 0.8 |
60歳代 | 422 | 75.4 | 27.3 | 51.9 | 13.7 | 0.2 | 86.7 | 12.1 | 1.2 |
70歳代 | 447 | 64.7 | 19.0 | 52.6 | 10.3 | 0.4 | 81.2 | 17.4 | 1.3 |
女性 | 2,703 | 70.9 | 19.1 | 44.4 | 5.7 | 0.2 | 84.5 | 14.0 | 1.6 |
20歳代 | 210 | 47.6 | 8.6 | 28.6 | 3.8 | 0.0 | 60.5 | 32.4 | 7.1 |
30歳代 | 366 | 72.4 | 14.8 | 46.4 | 7.1 | 0.3 | 85.2 | 14.5 | 0.3 |
40歳代 | 534 | 76.2 | 21.7 | 36.1 | 5.2 | 0.0 | 87.1 | 12.4 | 0.6 |
50歳代 | 508 | 77.2 | 25.2 | 45.3 | 6.5 | 0.2 | 90.6 | 9.1 | 0.4 |
60歳代 | 505 | 77.2 | 20.6 | 49.1 | 6.9 | 0.2 | 89.5 | 10.3 | 0.2 |
70歳代 | 546 | 65.2 | 17.6 | 54.2 | 4.2 | 0.5 | 84.1 | 14.5 | 1.5 |
出典:(公財)生命保険文化センター 2022(令和4)年度「生活保障に関する調査」より

がん保険の加入率は、40代では男性が46.4%、女性が50.6%と、40代のおよそ2人に1人ががん保険に加入しています。がん保険の加入率は30代から大きく伸び始めて、男女とも40代が最も高くなっています。
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出典:(公財)生命保険文化センター 2022(令和4)年度「生活保障に関する調査」より

世帯主の年代別に世帯の死亡保険金額の平均額を比べてみると、40~44歳では2,475万円、45~49歳では2,313万円となっています。
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![世帯普通死亡保険金額(全生保)[世帯主年齢別]。29歳以下:1,747.0万円、30~34歳:2,526.1万円、35~39歳:2,450.4万円、40~44歳:2,474.8万円、45~49歳:2,313.3万円、50~54歳:2,504.4万円、55~59歳:2,102.5万円、60~64歳:1,910.1万円、65~69歳:1,492.2万円、70~74歳:1,114.0万円、75~79歳:1,158.5万円、80~84歳:921.6万円、85~89歳:618.2万円、90歳以上:1,247.1万円。※全生保は民保(かんぽ生命を含む)、簡保、JA、県民共済・生協等を含む ※90歳以上はサンプルが30未満](https://mcms-images.lifenet-seimei.co.jp/assets/80b827524e754a219305ac66e62b49f1/c69b7f6726db4e9dba7c192cec072751/%E5%9B%B3%E8%A1%A84.png?w=500&h=550)
出典:(公財)生命保険文化センター「2024年度 生命保険に関する全国実態調査」
扶養する家族が増えるほど、万が一のときに手厚く備えておく必要があります。40代になると、30代のときよりも結婚や出産をしたり、第2子、第3子が生まれたりして、死亡保険に新たに加入、または保障額を見直す人もいるかもしれません。

配偶者や子どもがいない独身者は、万が一のときには自分のための備えがあれば安心ですが、もしも病気やケガなどで働けなくなったときには自分で備えておく必要があります。自分はどんなリスクに備える必要があるのかイメージしておきましょう。
病気やケガのリスクに対しては、入院・手術に備える保険や長期間働けない間の収入減少に備える保険があります。

医療保険は、病気やケガで入院や手術をした場合の医療費に備えられる、幅広い保障をもつ保険です。また、特定の病気に備えるには、がん保険などがあります。がん保険では他の病気やケガには備えられませんが、がんと診断されるとまとまった額のがん診断一時金が受け取れるなど、手厚く備えることができます。
特に男性は、糖尿病が強く疑われる人の割合が40代以降に高まる傾向にあります※1。また、女性は乳がんの罹患率が30代から40代にかけて大幅に増加します※2。一般的には病気にかかると保険に入るのが難しくなります。民間の保険で備えたい方は検討し始めてもよいかもしれません。

就業不能保険は、病気やケガで長期間働けなくなったときの収入減少に備える保険です。収入が減っても困ることがないように、病気やケガによる就業不能状態が長期間続いた際に、毎月給付金を受け取ることができます。

独身者の場合、預貯金でお葬式代などに備えられれば、基本的に死亡保険は必要ないでしょう。ただし、高齢の親を扶養している人や、子どもがいる人は、自分の身にもしものことがあったときに遺された家族の生活を守るためにも、死亡保険を検討してみてください。

養うべき家族がいる場合、自分にもしものことがあったときに、家族が経済的に困らないように備えておく必要があります。預貯金や遺族年金などで足りない分を死亡保険金としてカバーできるように、死亡保険に加入しておきましょう。配偶者に収入がある場合には、その分、死亡保険金の金額を減らすこともできます。
独身者と同様に、治療費の備えとして医療保険やがん保険、病気やケガで長期間働けないときの備えとして就業不能保険も必要に応じて検討してください。

死亡保険の必要保障額は、「遺された家族が今後必要とする生活費・教育費-今後見込まれる収入-現在ある預貯金など」で計算するのが基本的な考え方です。今後見込まれる収入には、死亡退職金や遺族年金、配偶者の収入などがあります。
万が一のときに必要なお金は子どもの成長とともに減っていきますから、保障額を調整しやすいよう、定期型の死亡保険を検討するのもおすすめです。ただし、更新するときには一般的には保険料が上がる点に注意してください。
独身のときやお子さまの誕生前に加入した生命保険の保険料が家計の負担になっている場合は、保険を見直しましょう。保障内容を確認して、必要性の低くなった特約などがある場合には、その特約を外してみてもいいかもしれません。貯蓄性の保険に入りすぎている場合には、その一部を解約するか払済みにして、掛け捨ての保険で必要な保障を補うと保険料負担を軽くできます。
※解約や契約内容の変更の際には注意事項があります。ご契約中の保険会社にご確認ください。
お子さまの医療保険・死亡保険の必要性は高くありません。なぜなら、子どもの医療費は自治体の乳幼児医療費助成制度などが利用できることが多いからです。夫婦のどちらかが入院したり万が一のことがあったりしても、子どもがお金のことを気にせずに暮らしていけるように、ご夫婦それぞれの保険を備えておきましょう。
40代におすすめの生命保険は、ライフスタイルによって異なります。現在独身の人は、病気やケガで、長期間働けない状態になったときに自分が困らないように、医療保険やがん保険、就業不能保険から考えます。守るべき家族がいる人は、死亡保険も検討しましょう。死亡保険の必要保障額は、家族の成長とともに、減らしていくことができます。
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