人が亡くなった場合、次のお金が必要になります。
葬儀にかかる費用の他、宗教者へのお礼(お布施など)に相当のお金がかかることも。
身内が亡くなりお墓を購入した場合、葬儀(約195万円)とお墓にかかる費用のめやす(200万円)の合計395万円からいただいた香典代(約79万円)を差し引いても、約300万円以上お金がかかる計算となります。お墓の管理料もかかりますし、また、戒名の位が高いとさらにお金がかかることもあります。
死亡整理金として500万円準備しておくと安心です。
生命保険文化センターの調査(2018年)では、世帯主に万一のことがあった場合に、遺された家族のために必要と考える生活資金総額の平均は、5,558万円でした。しかし遺された家族が専業主婦(夫)の配偶者の場合、専業主婦(夫)の場合、共働きの場合では、必要になる生活費は異なります。
子どもがいる場合は、大学を卒業するまでの教育費も準備が必要です。国公立や私立といった進路によっても、かかるお金は大きくことなります。費用が高くかかる進路も見込んで準備しておくと安心ですね。
必要保障額の基本的な考え方は、「遺された家族に必要となるお金から、入ってくるお金を引いて計算すること」です。
家族に必要となるお金は前述のとおり、遺されたのが専業主婦(夫)なのか共働きなのか、また子どもがいるのかなどによって異なります。「入ってくるお金」には、勤務先からの死亡弔慰金、遺族年金、などが該当します。
ライフネット生命では、上記の基本的な考え方に基づいて、もっと簡単に計算できる必要保障額の目安を次のようにお伝えしています。
例えば年収500万円の人が亡くなり子どもがいない場合は、500万円×3年=1500万円。
子どもがいる場合はこれに教育費をプラスします。
このように家族構成や年収によって、必要保障額の目安が異なるのです。
教育費は進学コースによって異なります。進学コースごとの教育費の目安は次のとおりです。
進学コース | 幼稚園 (3年分) |
小学校 (6年分) |
中学校 (3年分) |
高校 (3年分) |
大学文系 (4年分) |
総額 |
---|---|---|---|---|---|---|
すべて国公立 | 67万円 | 193万円 | 147万円 | 137万円 | 537万円 | 約1,081万円 |
幼稚園だけ私立 | 158万円 | 193万円 | 147万円 | 137万円 | 537万円 | 約1,172万円 |
高校だけ私立 | 67万円 | 193万円 | 147万円 | 291万円 | 537万円 | 約1,234万円 |
幼稚園・ 高校が私立 |
158万円 | 193万円 | 147万円 | 291万円 | 537万円 | 約1,326万円 |
小学校だけ公立 | 158万円 | 193万円 | 422万円 | 291万円 | 704万円 | 約1,768万円 |
すべて私立 | 158万円 | 959万円 | 422万円 | 291万円 | 704万円 | 約2,534万円 |
出典:
家族構成や経済状況、住居の形態、お子さまの進学など、人生にはさまざまな変化がつきものです。それにより適正な保障内容も変わってくるため、ライフイベントの発生は保険を見直すタイミングと言われています。
例えば子どもが生まれた時は、子どもの生活費や教育費がかかるため必要保障額は高くなります。ローンを組んで住宅購入した場合に団体信用生命保険に加入すれば、家のローン金額分、必要保障額は下がるでしょう。このようにライフイベントが発生した際には、それまでの保険金額を見直すことをおすすめします。
死亡保険に加入する際に「保険金額をいくらにしよう」と悩んだら、まずは必要保障額の目安を計算してみましょう。必要保障額は人によって異なります。目安金額を算出したら、自分の価値観や今後のライフプランを考えて、金額を増減し自分が必要としている保障額を割り出しましょう。そして、家族構成や収入が変わった場合などに見直しをしてしっかり備えることで、より安心して生活することができるでしょう。ライフネット生命の死亡保険は、必要な時期に必要なだけ備えられる定期型です。保障が必要な時期は限られるので、保険料を抑えながら合理的に備えることができますよ。
※ここでの説明は、あくまでも概要です。必ず「ご契約のしおり」と「約款」をご確認ください。