災害ボランティアに参加して感じたこと

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

もう2ヶ月近く前になりますが、8月の初めに夏休みを取って西日本豪雨の災害ボランティアに参加したときの話です。事前の情報収集の段階で、ボランティアの受け入れを制限している地域があることを知り、県外からの参加が可能で、かつ公共交通機関でアクセスできる地域を探した結果、報道で知っていた岡山県倉敷市を選ぶことにしました。

当日の朝8時半に集合場所である最寄駅のロータリーに行くと、すでに大勢のボランティアが集まっていて気持ちが高揚します。そこから送迎バスで5分ほどのところにある学校の体育館で参加の受付と説明を聞いたのち、5名一組のチームに分かれて、そこからまた送迎バスに乗って20分ほどで被災地域の拠点になっているボランティアセンターに到着しました。

そこでチームごとに仕事を割り振られ、必要な道具を調達して、依頼のあったお宅を訪問することになります。私たちのチームがお邪魔したお宅は、2階建ての一軒家で、60代の奥様が我々の相手をしてくださったのですが、豪雨のときは2階の真ん中あたりまで浸水したとのこと。スマホでその時の写真を見せていただいたのですが、まさに想像を絶するような状況でした。

既に被災から1ヶ月近く経っていたこともあり、家具や畳はすでに運び出され、家の中の泥はおおむね掃き出されていて、床と天井を残して何もないような状況です。それでも、庭には泥を詰めた袋や、運び出された畳や家の木くずなどが山積みになっていて、我々の主な仕事はその山積みされた泥袋や木くずを軽トラックに積んで、車で5分ほどのゴミ集積場まで運び出す作業でした。

人生で初めて災害ボランティアに参加しましたが、実際にその場所に行ってみないと分からないことがあるものです。また、一期一会で偶然出会った人たちとのコミュニケーションを通じて、世の中には何か機会があれば人の役に立ちたいと思っている人たちが大勢いて、自分もそういった人たちに支えられながら生きていることを実感できるとても貴重な体験になりました。

実は、今回私が災害ボランティアに参加してみようと思ったのは、朝礼で社長の森が話したことにインスパイアされたのがきっかけだったのですが、当社にはボランティア休暇があり、こういった活動に参加する社員をサポートしています。地震や豪雨などによる災害は起きてほしくありませんが、また機会があれば積極的に参加したいと思いました。

法務部 堤

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