加湿器の種類おすすめなのはスチーム式?超音波式?ハイブリッド式?

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ライフネット生命 スタッフ

夏も終わりを迎え、季節は秋冬へと移り変わっていきます。

これから寒い季節になっていくにつれ、今のうちから予防の準備をしておきたいのがインフルエンザです。

まだ早いと思っていても、いざなってからでは遅いので、準備できるものは準備しておきたいですよね

厚生労働省によると、空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなるので、特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的と言われています。

インフルエンザだけでなく、冬は喉や肌、髪の毛などもカサカサに乾燥しがちになります。

そんな冬場の乾燥した季節には湿度を上げる方法として「加湿器」は非常に便利なアイテムになります。

加湿器にも様々なタイプがあっていったいどれを選べばいいのか迷ってしまうときがあります。

そこで今回は、加湿器の種類と特徴やメリット、デメリットを調べてみました。

加湿器の種類

加湿器には「気化式加湿器」「スチーム式加湿器」「ハイブリッド加湿器」「超音波加湿器」と4種類のタイプがあります。

それぞれに特性があるので使用する場所に応じて使い分けると良いでしょう。 また、電気代やお手入れ方法もかなり異なるので安いからと言って安易に決めてしまうと後悔するかもしれません。

1.気化式加湿器(ヒーターレスタイプ)

気化式は、ヒーターレス式というようにも呼ばれています。

電熱装置などを使用しない、とてもシンプルな方式が気化式加湿器です。

フィルターに水を染み込ませ、内蔵されているファンの風によって加湿をする方法です。

タオルを濡らして干しておいて加湿するといった方法がありますが、イメージとしてはそのような感じの加湿方式です。

風量をコントロールできるのですぐに部屋を加湿することが可能です。

ただし、広い部屋には少々パワー不足になり不向きです。

また、フィルターを通過させるためホコリや水の不純物はある程度は取り除けるものの、お手入れが必要です。

導入コストも電気代も安い・狭い部屋を短時間で加湿

出てくる風が熱くならないので火傷の心配はありません。運転音も静かで夜でも寝る時にうるさいと感じることも少ないでしょう。電気代もあまりかからないため経済的です。

水を送風するため室温が若干低下する・細菌発生防止のために小まめなフィルター掃除が必要

熱を出さないため加湿器付近は少し寒くなり、室温が下がる場合もあります。加湿能力は少し弱めです。スチーム式に比べると手入れも定期的にしなければなりません。

2.スチーム式加湿器(蒸気式タイプ)

おそらく加湿器といえば、ほとんどの人がイメージするのがこのスチーム式だと思います。

やかんやポットでお湯を沸かすと蒸気が出ますが、スチーム式はそれと同じで熱で水を温め蒸気を噴出する方式なので、即効性がありパワーが強いです。

アイロンでもスチームといった機能がありますが、スチーム式加湿器は同じく水を蒸気に変えます。

水が蒸発すると水蒸気になりさまざまな方向へと広がっていきますよね。その原理を利用したもので、さらに拡散力を強化したものです。

広範囲をスピーディーに加湿する優れたパワーがあるだけでなく、電熱装置で水を100度以上に加熱するため、細菌を拡散する心配が不要です。

清潔かつ必要最低限のお手入れだけですむので、病院などで使用されていることもあるようです。

熱湯を使用するため蒸気口付近は高温になる場合もあるので、お子さんのいる家庭では注意が必要です。

広い範囲をスピーディーに加湿・小まめなフィルターの手入れが不要

即効性があり加湿のパワーも強いため、目に見えて加湿している時間があるためわかりやすいです。また、室温も上がるので部屋の広さによっては暖房をつけなくてもそれなりに暖かくなる効果もあります。

また、お湯を沸かして蒸気を噴出する種類なので、常に煮沸消毒している状態のため、特にポット型は頻繁にお手入れをする必要がありません。(2か月に1回程度)

電気代がかかる・蒸気が天井に集まりやすい・子供のやけど

他の種類に比べ消費電力が比較的高いため電気代が高くなります。また、吹き出し口が熱くなる加湿器も多いため火傷の危険性があります。音がうるさいと気になる場合もあります。

3.超音波式加湿器

水を超音波によって振動させることで微粒子の形に変え、それをファンで空気中に噴出するといった方式です。

装置が割と小さめに収まるためにインテリア性に優れた加湿器が多く価格も安めなので購入しやすい加湿器です。イメージとしては霧吹きのような感じですね。

電熱線やフィルターなどはなく、水タンクと振動装置のみといったシンプルな設計になっているのが特徴で、お手入れもほぼ丸洗いできます。

さらには水タンク部分をLED電球でカラフルに演出したタイプなど、実用性だけでなくお部屋のインテリアとしても注目されています。

手軽で小型、しかも本体価格も安く人気が高い超音波加湿器ですが、ヒーターを使用していないので、蒸気に細菌が入り込むことがあります。

また、気化式加湿器と異なりフィルターを通していないため、水に含まれる不純物(ミネラル成分)などを部屋中に拡散します。

お住まいの地域の水質にもよりますが、部屋の中に白い粉や石のようなこびりつきが出てしまったという例もあります。

そういった問題を解決するために水をクリーンにする装置付きも登場していますが、価格が高くなります。

デザイン性が高い・導入コストも電気代も安い・フィルター交換がなく丸洗いできるタイプならお手入れが簡単

小型化が比較的簡単なため置き場所に困らないし、運転音も静かなものが多く、インテリア性に富んでいる加湿器も多くあります。そのため、比較的価格が安く購入できることから購入のハードルも低いです。

消費電力も少なく電気代があまりかかりません。ミストが噴出され、加湿されている感じが実感できます。

水の雑菌や不純物への不安

少しでも放っておくとカビや菌の繁殖などによって、逆に菌を部屋中にまき散らすことにもなりかねません。水を入れっぱなしにするため、こまめな手入れが必要です。

ブラシを使ったりしたいといけないため、とにかく手入れが面倒です。

4.ハイブリッド式加湿器

ハイブリッド式はまさにハイブリッド!気化式加湿器に電熱ヒーターを搭載したもの。スチームファン加湿器、温風気化式など様々な機能を掛け合わせメリットを増やした加湿器です。

高性能のものが多く、満足した加湿器が欲しい方にお勧めです。

さらに優秀なのはお部屋の状態に合わせて機能が切り替わるところです。湿度がある程度最適に保たれていれば気化式として運転し、電気代を節約します。

湿度を速やかに適正にする必要がある時には蒸気式へ運転を切り替え、両方の良い所を合わせた一台なのです。

しかし、正式なスチーム式加湿器よりも使用する水が高温でないため、クリアな空気と言った点では少々劣ります。

また、完全な蒸気式ではないため、気化式と同様の手入れの手間がかかるでしょう。

両方の長所を持った加湿器・適度の湿度を守りながら省エネ

いろいろな機能を掛け合わせ良い所を取り入れているので、加湿力が高く、安全性の高いものといったような作りになっているものが多いです。

例えば、運転初期は温風気化式で加湿能力を高めた状態で加湿して、部屋がある程度加湿されたら、自動で気化式に変わって省エネ運転をするといったような便利な加湿器が多いですね。

スチーム式加湿より拡散力は劣る・気化式加湿器同様に定期的なフィルター手入れが必要・加湿器自体が他と比べて高額

本体価格がわりと高めになることが多いです。

気化式と同じくらいの定期的なお手入れが必要です。

いかがでしたか?

加湿器の種類によって、様々なメリットやデメリットをご紹介しました。あなたの加湿器選びのご参考になればと思います。

今年の秋冬は大切な家族をインフルエンザや乾燥から守るためにも、加湿器導入を考えてみてはいかがでしょうか?

お申し込みサポート部の古川でした。

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