年の瀬に家族を想う

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ライフネット生命 スタッフ

代理店推進部の堤です。
私ごとで恐縮ですが、去年のクリスマスに父が79歳でこの世を去りました。

2年ほど前に自宅近くの歩道で自転車から転倒して頭部を強打してしまい、当日の夜までは意識があったものの、翌日から脳挫傷による意識障害で、結局、亡くなるまで意識が戻ることはありませんでした。

当初4ヶ月ほどは総合病院の脳外科に入院していましたが、植物状態が固定化してからは、サービス付高齢者向け住宅(サ高住)に移り、亡くなるまでの1年8ヶ月余り、母親がほぼ毎日通いながら介護を続けました。

私も妻と共に月1回のペースで見舞いに行き、父の髭を剃ったり、車いすに乗せて散歩をしたりしましたが、好きな時に行って短時間で帰ることが多く、ほぼ毎日通っていた母の苦労は並大抵のことではなかったと思います。

幸い、施設のスタッフの皆さまに良くしていただき、家族としても安心して父の最期を迎えることができたのですが、私が何よりもホッとしたのは、父が息を引き取る瞬間に母が立ち会えたことです。

葬儀で集まった親戚に、穏やかな表情の父の死に顔を見せながら、「一切悔いは無い」と話す母を見て、この両親の子どもで良かったと思いながら、父に感謝の言葉を伝えられなかった分、母に感謝した年の瀬でした。

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