美味しさよりも手軽さ

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ライフネット生命 スタッフ

かつて育児休業を取って、専業主夫生活を1年間していたときがありました。
そのときのストレス源の一つが日々の料理を考えることでした。
しかも、夜だけでなく、昼も作る必要があったので、頭で考える時間の多くが毎日の料理に占められていました。

そんな予想もしなかったストレス源と向き合うはめになった育児休業を取るときには、子どものいない同僚から羨ましいと言われ、子どものいる男性の上司からはいい経験になるだろうから頑張ってと言われ、子どものいる女性の上司からは子どもと向き合うことや家事は大変だよと言われました。
育児休業を終えた今となっては、最後の言葉が最もぴったりくる言葉で、いい経験にはなって取って良かったとは思っていますが、もう一回取りたいとは思いません。
幸い2人目の子どもはゼロ歳時から保育園に入れたので、夫婦そろって育児と家事の両立ができました。

さて、それから8年、今度は専業主夫ではありませんが、妻の海外赴任に伴って海外に住んでいた子どもが一足先に日本に帰ってきたので、私は日々の夕食を考えて作らないといけなくなってしまいました。
今度は時間があまりない中でやらないといけないので、かつてのように、毎日スーパーへ行って、食材を買って料理を作るというわけにはいきません。
さらに妻からは、子どもは前日の残り物は食べないのだと聞かされ、毎日作るのかと不安になりながら、一方で若干張り切り気味の子育て生活のスタートでした。

しかし、単にスイスの食材が口に合わなかったのか、ママならもっと美味しいものを作ってくれると期待していたのか分かりませんが、私が作ったものでもお惣菜でも前日のものも普通に子どもは食べていました。
そんなわけで、子育て生活が始まって2週間ほど経った最近は、子どもが好きなきゅうりをとりあえず買っておいて、当日、切ってあげるのをベースに、煮込み系の料理(カレー、ポトフ、肉じゃがなど)は前日の子どもが寝た後に作って、その次の日から2日間は食べる、炒め物系の料理は前日に野菜を切っておいて当日すぐに炒めるだけにしておく、毎日、料理すると疲れるから、コロッケとかお惣菜の日を中日に入れると言った感じでパターン化しつつあります。

また、子どもの方はというと、いつもパクパク食べてくれますし、学校の給食が美味しいとジェスチャーを交えて感動的に教えてくれます。
ただ、なぜか私の料理にはこれまで一度も美味しいと言ってくれたことがないのが気になるところではありますが、学校給食に勝とうと思わず、こちらが疲れず持続できるよう手軽に簡単に料理できるを基本にしていこうと思う日々です。

法務部 木庭

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