夏の日の再会

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

不安定な天気が繰り返される今日この頃、暑さは相変わらずですが、空の色、雲の形、そして空気の匂い、確実に季節の移ろいを感じられます。

夏という季節は一年中で最高に活動的である半面、「夏休み」「お盆」とどこか世の中一服感も漂う中で、「一年に一度は集まりたいねー。」という機運が人同士高まる時期でもあるように思います。
学生時代のグループ、元職場の同僚、それ以外の友人・知人らと「とりあえず暑いし飲みに行こう!」「××が帰省してるから集まろう。」とまあ何かにカコつけてやたら可及的速やかに普段は疎遠になっている者同士がビシッと集まれるのです。

その中で元職場の後輩から「○○さんが8月付けで大阪に異動になるので、急ですが送別会を行いたく…、」との連絡が。「これは!」となんとか駆けつけました。正直、新天地の話はそっちのけで、集まった仲間同士の話で盛り上がりました。

ほんの数日後、その○○さんから封書が届きました。
記念撮影した写真とともに全員宛にお礼の手紙が同封されていました。

『△△会の皆様へ

(省略)

「同じ釜の飯を喰う」というと古臭い感じですが、やはり同じ職場で同じ時を過ごし、その時々の課題に汗をかいて一緒に対応してきた職場仲間の皆さんとの関係は特別なものがありますね。

皆さんと時々集まって、昔の出来事を思い出して、皆で笑うとそれが明日へのエネルギーに繋がる気がいつもします。
若かった時の気持ちを思い出すからかもしれませんし、昔の苦労話を笑いにすることで、今深刻に考えている問題も結局はなんとかなるという気持ちが湧いてくるからかもしれません。

(省略)

皆様のますますのご健勝とご活躍を心より祈念申し上げます。

○○拝』

そう、そこにあるのはそれぞれが乗り越えなければならなかった物事や、課題に対して真剣に向き合い、異常なまでの集中力とスピードでもってお互い協力し、時に衝突しながらも何かを成し遂げてきたという事実があるということ。
だからたまにサッと集まって、過去からの自分を確認しこれからの自分の活力に変えることでまた次回もみんなで会いたいと思えるのです。
単に過去は良かった楽しかったと懐かしみ、もちろん現在においても享楽的な集まりだけなら、いずれは飽きて足が遠のいていくことでしょう。

急な送別会にこれだけ人を集められたのは○○さんの人徳であることは言うまでもありません。
少し気が早いですが、「盆暮れ」の「暮れ」も人が人を呼ぶ季節。
なぜか送られる○○さんが次回幹事役に指名されてました。
次に集まった時は、○○さんの近況報告に少しでも耳を貸そうと思った夏の終わりでした。
130827.jpg
システム部 高尾 美和

  • このエントリーをはてなブックマークに追加する
  • Twitterでつぶやく

ページの先頭へ戻る