得難いということ

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

先日、新卒で入社した会社で3年間、様々なことをまさに”叩き込んで”もらった先輩方、そして一緒に叩き込まれた同期や後輩が集まる機会がありました。
10何年ぶりな方もいて、なんとも懐かしい時間を過ごしてきました。


あの頃は、ぶっ飛んでると思った後輩たち・・・課長に向かって「じゃ、今日は5時半ダッシュするんで、すんません」と言ってるのを見かねて注意したら、「敬語がどっか間違ってたですかね?」とぼやいたり、打ち合わせ中に急用だからとケータイに出て「あ、その株買いで」とのたまっていた彼・彼女らも、ちゃんとした社会人になり、「いやぁ、あの頃はほんと俺らひどかった。すみませんでした・・・」と自己認識していて、ほっとしました。いやいや10何年も経ってるのでさすがにそうか。
しかし自分自身のことはなかなか気付かないわけなので、私たちの期も、先輩にしてみれば、「なんだこいつら・・・」と思う言動はあまたあったであろうと思います。

”若手はやることやってから文句言え わからなければ聞きに来い”の世界でしたから、背中を見て必死に真似て、叱られたり怒られたり、でもとにかく仕事は真剣勝負だったので、単に以前同じ会社だったというだけでは得られない信頼感が今でも持て、時を経ても、共に働いた仲間として認めてもらえていて、本当に幸せだなぁと実感したのでした。

今回は部署のトップだった方が退職されるため壮行会の名目だったのですが、その方がスピーチの中で、「新卒配属の裏話」をしてくれました。詳細は省きますが、部の業務が大変困難な時期だったので、経営・人事に掛け合い、規模に比しては大人数を配属してもらい、本当に新人に期待していたし、結果的にいいチームになっていい仕事ができた、云々。

再会を約束して別れてからしばらくも、考えずにはいられず。
当時の自分ときたら大海の中でもがくが如く、目先の仕事に振り回されるばかりで、どんなに客観的に捉えようとしてみても、業務・組織・人々の動き方もろもろについて、ぺーぺーからの視点でしか眺めることができず、会社がどんな意図で、上司らがどんな思いで期待し、育て、護っていてくれたのか。後々になって、徐々に、あの時ってこういうことだったのか、とか、これとこれってつながってたんだな・・・
などピースが嵌まっていって全体像がおぼろげに立ちあがってきたりしています。

過去に執着することには価値が見出せませんが、たまには、自分の中に積もっていたことの中にも、新しく見えてくることがあるのか、と新鮮に感じた出来ごとでした。

宴が盛り上がり過ぎたのか、懐かしさのあまり当時の年齢にタイムスリップしたのか、金曜でもないのに2時までカラオケだったことも追記。

企画の川越でした。


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