皆様、いかがお過ごしですか?セキュリティオフィサーの堀川です。
社会の重要インフラの一端を担っている生命保険会社は、大規模災害やテロ、新型インフルエンザ、等の緊急事態に備えています。ライフネットも例外ではなく、セキュリティオフィサーとして、危機対応部門との連携を図り、BCP、DR
など日々の危機管理には余念がありません。
そんなセキュリティオフィサーな日常ですが、情けないことに、先日は私物携帯電話を見失ってしまいました。
●状況は以下の通りです●
(1) 忘れた場所は別の友人との待ち合わせ場所に送ってくれた彼の車の中(推測)。
(2) 彼は他人の電話には触らない。(私の携帯電話はiPhoneなので使い方がわからない?)
(3) 私は彼の電話番号を覚えていない。
(4) 待ち合わせの友人も私の彼の電話番号を知らない。
(5) とにかく、私は携帯がすぐに必要。
●携帯電話を取り戻したプロセスは、以下の通りです●
(1) 待ち合わせ場所で落ち合った友人の携帯から自分の番号に電話するも、誰も出ず。
(2) Softbankショップで遠隔操作を依頼しようとするも、ショップを見つけられず。
(3) Gmailに彼の携帯番号が残っているかもしれない、という一縷の望みをもって生れて初めてネットカフェに駆け込み、インターネットに接続、無事に彼と連絡が取れ、携帯電話の所在の確認、すぐに届けてもらう約束を取り付け。
携帯を届けてくれた彼が開口一番、「それでもセキュリティオフィサーなの?」と言った時…ぐうの音も出ませんでした。
もしも、あの日
友人が待ち合わせ場所に現われなかったら…?
携帯電話データのバックアップを取っていなかったら…?
Gmailに電話番号が残っていなかったら…?
各方面へのご迷惑、人間関係の悪化は避けられなかったでしょう。
全身から冷や汗が吹き出したことは言うまでもありません。
クラウドコンピューティングよ、ありがとう!と感謝すると同時に、個人レベルでのBCP&DR(それからリスク管理!)の必要性を実感しました。
医者の不養生ならぬ、セキュリティオフィサーの(個人)リスク管理不足。
このままではいけない…と、早速、私物携帯電話&私物PCのバックアップ実施とオンラインストレージサービス(お勧めです。)の 利用も再開しました。
古いHDDのデータもサルベージ出来たという嬉しいオマケがあったこともお伝えいたします。