フル・フレンド

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

マーケティングのナカダです。

昨晩のNHKスペシャル(再放送でしょうか・・・)「未知の脅威 新型ウイルス
日本は耐えられるか」は、深夜放送にも関わらず最後までしっかりみてしまいました。

新型インフルエンザがすでに大流行した、イギリスと沖縄の医療現場の対策例を
紹介しているのですが、複雑極まりないと思われている状況や困難な課題を
しなやかな発想と対応で乗り切る国策と医療現場に頼もしさを感じました。

内容はこんな感じでした。

イギリスでは、新型インフルエンザにかかったかな?と思ったら、まずインターネット上で
感染を自己診断ができる診断プログラムを行うそうです。
https://www.pandemicflu.direct.gov.uk/ライフネット生命保険サイトの外へ移動します(新しいウィンドウが開きます)
(なんか、当社の申し込み告知画面みたいですね。)

この時点で、医師による診断を必要としないので、医療機関に感染の可能性のある
患者が殺到するのを防げ、医療機関は通常業務を継続することができるのです。

ネット上のチェックの結果、もし新型インフルエンザであると診断されると、抗ウイルス剤を
処方してもらえる引き換え番号がネット上で表示され、それを持って各地の引換所に
持っていけば、抗ウイルス剤が処方されます。

ただ、引換所に患者が処方薬をとりに外出するのでは、感染リスクが高まります。
そこで登場するのが、「フル・フレンド」(Flu friend)と呼ばれる人たち。
患者の家族や友だち、恋人が外出のできない患者の代わりに、患者のIDをもって
処方薬をとりに行き、患者の家のポストにそれを届けるのです。
患者との接点はなく、玄関前で「薬入れておくね、お大事にね!」と明るく声をかけて、
自転車で帰っていく姿は、とにかくCool! 

沖縄の事例も開業医、救急病院、中核病院がそれぞれの役割を担い、連携しあい
医療機関での混乱を防ぐ、システマチックな対応でした。

厚生省の試算では、ピーク時には1日76万もの人が発症するそうですが、このピーク時の
対応の早さや、対応方法がその後の感染患者の広がりに大きく影響するそうです。

ネットと人の和を上手に組み合わせることによって実現した、実にしなやかな
対応策だと思いませんか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加する
  • Twitterでつぶやく

ページの先頭へ戻る