初夏に、「団十郎」という名の朝顔の話をいたしました。
昨年収穫した種を蒔いてみたところ無事に発芽し、二代目がすくすくと育っています、というところで終わりましたが、その後の団十郎はどうなったことでしょう。
季節外れではありますが、その後の経過をお話ししてみたいと思います。
最初の年は貴重な朝顔と聞いていたこともあり、もったいなくて、つるは伸びるだけ伸ばし、すっかり暴れん坊の姿の団十郎となりましたので、今年は盆栽のような上品な仕立てにしてみましょう。
そんな思いつきから、「朝顔」「盆栽」で検索をしてみると、ありました! 朝顔を盆栽のように仕立てる方法。どうやら名古屋ではこのような仕立て方をするそうなのですが、本当でしょうか。
最初に親づるを大胆に摘芯するのですが、1番最初に伸びた元気な芽。教科書をみながらでも、ほんとにいいのかな、こんな事をして枯れてしまわないかな、とドキドキしながら摘芯。
子づるが伸びてくるとまた摘芯。やはり同じように、ここでいいのかな、もうちょっと短くてもいいのかな…。
そんなこんなの繰り返しで仕上がった作品がこちら。
我ながら上手に仕上がりました。
こんなにコンパクトな株なので、花は2つか3つ で終わりなのかと考えていましたが、この後、子づるが次々と伸び、たくさんの花を咲かせ、姿は少しづつ崩れてはいきますが、秋口まで誇らしげに咲く団十郎がとても愛おしく思えました。
来夏は? 新たな品種を増やしてみてもいいのかな?
種蒔きの春までは、だいぶ時間がありますし、ゆっくり考えてみたいと思います。
お客さまサービス部
河野