音の断食

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

毎日夕方くらいにコーヒーを飲むのが日課になっています。息抜きかあるいは眠気覚ましでして、そういう人も多いのではないかと思います。一杯のコーヒーに含まれるカフェインでは、特に毎日飲んでいる人にとって眠気覚ましの効果はあまりないという話も聞きますが、コーヒーブレイクはおまじないくらいに考えているのでそれほど気にしません。

とはいえコーヒーは毎日飲まなければならないものでもないな、とある日ふと思い、「コーヒーを飲まない日」を不定期で設けることにしました。“カフェインを一時的に空っぽにする”というイメージです(食事の際にお茶を飲んだりするのであくまでイメージ)。デトックスというのでしょうか。カフェインがそれほど身体に悪いものと思っているわけではないのですけれども(むしろ缶コーヒーでは入っている砂糖の量の方が問題視されていますし)。

“習慣になっているものを一時的にやめてリフレッシュする”というのはさまざま見られることと思います。まず誰もが思い付くであろう断食。文字通りコーヒーのみならず食事をしません(水くらいは飲むと思いますが)。休日は仕事のことを一切忘れて思考をリフレッシュするという人もいると思いますし、インターネットや電話などの通信機器をすべてシャットアウトして自分だけの空間に身を置くというのもその一例と言えるでしょう。

私のコーヒー以外で習慣となっているもののひとつが、「イヤホンで音楽を聴く」ということ。外出するときは独りで行動することが多いので、ほぼ必ずイヤホンをしています。そこで、「コーヒーを飲まない日」と同じように、「イヤホンをしない日」というのも不定期で設けることにしました。

「CDが売れなくなっていく一方でライブに行く人は増えている」とも言われている昨今ですが、ライブでの大音量は場合によっては耳にものすごく負荷を与え、騒音性難聴になる危険と隣り合わせです(耳栓を推奨する声もしばしば耳にします)。私も比較的頻繁にライブに足を運ぶタイプで、かなり音量の大きい出演者や会場のこともそれなりにありますので、そういったイベントに行った翌日などを中心に、耳を休める意味でイヤホンをせずに過ごします。
7月 片切さん.jpg
目的はこのように耳を休めることがメインなのですが、耳が普段聞いていない音に解放されるというのがまた何か溜まっているものをリフレッシュする感じを与えます。イヤホンというのはそれが好きな音楽であれ人の話声であれ、耳の中で鳴るというのはやはり不自然であり、ストレスの強いものなのかも知れない。そんな音を一度身体から空っぽにして、また新鮮な状態で音楽を楽しんでいけたらいいですね。

数理部 片切 嘉

※イヤホン・ヘッドホンをご使用の際は、ご自身の耳を傷めぬよう、また周りの方への迷惑とならぬよう、節度ある音量とノリでお楽しみください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加する
  • Twitterでつぶやく

ページの先頭へ戻る