まだ早いけど…年の瀬の思い出など

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

監査部の吉野です。
いつのころからか、年末のざわざわした空気、そしてお正月ののんびりとしたにおいについての感性が鈍くなったような気がします。来年のことを言うと鬼が笑うといいますので、年内、年の瀬のことを思い出してみます。

生まれ育った千葉の片田舎での暮れの行事、新年の準備として、注連縄(しめなわ)やお供え餅の支度の様子をご紹介します。

当時は注連縄の材料集めから作成まで自家製でした。雑木林へ裏白(うらじろ)を採りに行き、庭の橙(だいだい)の樹から「へた」に葉を付けて実をもぎ、藁を湿らせて小槌で叩いて準備完了。
藁縄を編む要領で、ところどころに20cmほど1本ずつの藁を突き出して、家の敷地の入り口の上に張るしめ縄飾り、神棚や玄関や井戸などの敷地内の要所(確か、屋敷神を祀る石あった)に置く環飾りを数個作ります。裏白はしめ縄の中央に橙と一緒に数枚織りこみ、環飾りには1枚ずつをつけます。

次はお餅です。うろ覚えに幼いころに杵を触った記憶はありますが、はっきりと記憶にあるのは味噌つきと兼用の器械をモーターとベルトでつないでセットし、母の蒸かしたもち米を入れて、出てくる餅に餅取粉を塗し鏡餅を大中小それぞれ数組作り、大は神棚に橙を乗せて、中小は玄関や敷地内の要所に環飾りや裏白と一緒に供えました。もちろん、餡子もちやのし餅なども作りました。
実は、蒸かしたもち米に少量のお湯を加えて硬さを調整するのですが、初めのうちは分量がわからずデレーっとした餅もありました。数年後には電動餅つき機なるもので、ぐるぐる回りながら餅ができるのもありました(出来上がりに縁にお湯を垂らすと、グリッと餅がまとまり感心しました)。

注連縄などは「一夜飾りはするな」と言われ、30日までに造って飾りましたが、お餅は大みそかにつき、その夜に某公共放送の歌番組を家族と一緒に見たような記憶があります。そのせいでしょう、今でも一夜飾りにならないように正月飾りを飾っておりますが、お餅は年末最後の買い出しに入れております。

年末といえば、昨年初めて12月30日の通勤を経験しました。普段の混雑した朝の電車と違い、静かでユッタリ気分で通勤が楽しめました。自分にとっての年末の風物詩になるかもしれません。

それでは、まだ早いかもしれませんが、みなさま、忘年会やクリスマスを楽しんで「良いお年をお迎えください。」
あっ!その前に年賀状を・・・・。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加する
  • Twitterでつぶやく

ページの先頭へ戻る