ローマの健康診断

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

もう1ヶ月以上前の話ですが、会社の健康診断がありました。前職では、社員が健診センターに行く健康診断でしたが、ライフネット生命では、社内の多目的スペースに検診センターから来ていただいて健康診断を行います。

健康診断の時期には、いつも前職のことを思い出します。それは、毎年、様々なバックグラウンドを持つ部下全員を健診に行かせるのにとても苦労していたから。

いつも健診前に、以下の意見(文句?)が。

「なんで会社が私のプライベートなことを知る必要があるのだ。身長や体重など、関係ないじゃないか」
「具合悪くないのに、意味なく放射線を浴びたくない」
「毎年、かかりつけの医者に健康診断のために行ってる。健康だし、それを医者も把握してる。2回も行く必要はない。」
「胸のレントゲンくらいじゃたいしたことは分からないし、レントゲンに映るほどのものだったら、他の症状がもう出てるはず。」
※前職の部下のほとんどが外国人。

その度に、日本では企業が社員の健康状態を管理する義務があることやら、人事の担当者しか結果は見ないなどと説明し、そこからあーでもない、こーでもない、アメリカ/イギリス/オーストラリアではこんなことはない、会社の健診を受けなくて自分が病気になっても自己責任だからいいじゃない、などという議論が始まり、最終的には当時の私の使用頻度の一番高い諺が炸裂。

“This is Rome.”

元の諺は “When in Rome, do as the Romans do.” (「郷に入れば郷に従え」ですが、実際に会話の中で使う時には、「ここは郷なの」などと変形して使うことが多いです。)

健康診断という1つのことをとっても、文化や社会の違い、そしてそこから派生する考え方がこれだけあると、いつも「常識」とか「普通」とは何を指すのだろう・・・と考えさせられます。多様性は大事なことですね、発見や気づきのためにも。

転職して丸3年が経ちましたが、当時は本当にメンドクサイとしか思わなかったことも、
懐かしく思える今日この頃です。

そして最後に念のため書いておきますが、仕事柄、職人気質で、ちょっと変わった部下ばかりでしたが、いわゆる「本業」ではしっかりとこだわりを持ち、とても良い仕事をする人たちばかりでした。
9月 千浦さん.jpg
ブログの内容とは関係ありませんが、先日とある居酒屋で食べたレインボーチーズケーキの写真です。あまり日本では見ない着色料の使い方ですが、ダイバーシティーを意識しているのでしょうか?

お申し込みサポート部の千浦でした。

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