道のないところを進む

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

還暦を過ぎた総務部社員の鈴木です。
神奈川県の中高年の山の会に入っています。近頃、道のあるところは飽きて来て、道のない山を地図と磁石を持って歩くことが楽しくなりました。

道のないところを歩くために必要な道具や知識は何でしょうか。
道具はコンパス(磁石)と地図です。磁石は必ず北をさすということだけがただ一つの役割です。
地図は実際の山(地形)のモデルです。
知識は簡単に言えば

・山は、尾根と呼ばれている部分と谷と呼ばれている部分で構成されている。
・尾根はどんどん登っていくとたくさんの尾根と合流しながら必ず頂上に達し、谷は登っていくとどんどん枝分かれしてどこへ行ったらよいか分からなくなる。下りは逆の事が起こるということです。

道のないところを行く時は、目的地を決め、どう行くか地図上で経路を決めます。自分が地図上のどこにいるかを確認してスタートです。あとは知識と経験次第。
実際には、藪がひどくて歩けなかったり、ガケが現れてゆく手を阻まれたりしながら、なかなか目的地に到達できません。冬の陽の短い時に帰路の下りで通行不能になるとパニックになったりします。でも、迷った経験が多いほど賢くなって勘もよく働くようになります。

余計なことですが、どんなに密度の高い藪でも時間を掛ければ通れます。下りでガケがあっても30mのロープがあればたいていは降りられます。暗くなったら無理をしないで、簡易テントで寝て翌日朝から歩き始めます。こんなことが知識であったり、経験であったりする訳です。

ライフネット生命もこれまで道のないところを歩いてきました。困難は多いですが、自分がいる位置をしっかり確認しながら、これからも道を作って行きます。

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