桃栗三年、柿八年

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ
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秋の味覚を楽しめる時期になってきましたね。

長野にある義母の家の庭には立派な栗の木や柿の木が植えられていて、この時期に帰省すると、豊かな自然の恵みをたっぷりと味わうことができます。

特に今年は栗が豊作のようで、例年よりも大振りで数多くの栗が実っていました。ちょっと強めの風が吹くと、パラパラと毬から実が落ちてきたり、ときには毬ごと飛んできて、いっしょに栗拾いをしている息子の体をかすめたりします(危ないあぶない...)。

桃栗三年、柿八年」と言いますが、樹木が実るまでには相応の歳月が必要です。庭の木々から秋の味覚を得られるなんて、代々この地に暮らしてきたご先祖さまに感謝です。

(柿八年と書いて疑問に思ったのですが、「さるかに合戦」でさるに騙されておむすびと柿の種を交換してしまったかには8年も実を結ぶのを待っていたんですね。辛抱強いです、本当に。その後、柿の実をさるに奪われたうえに、未熟な柿をぶつけられて亡くなってしまします。そして、生き残ったかにの子どもが成長し、さるを懲らしめる・・・なんとも長い月日を掛けた復讐劇だったんですね。親の敵、「やられたらやり返す...」というストーリーは時代を超えて心を捉える物語の定石なんだとあらためて気づきました。)

さて、話を戻して栗の話。たっぷり収穫できた栗は義母がせっせと袋詰して生産者組合が運営している直売場に出荷していて、飛ぶように売れていました。それでも余りあるくらいの量だったので、いただいて東京に持ち帰りました。

ふだんの秋であれば、スーパーで買ってきた栗をつかって定番の栗おこわを作るところですが、今回はかなりのボリュームだったので、新しいことにトライ。いつもはスイーツは作らないのですが、モンブランを作ってみました。

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これが初めてにしてはなかなか美味しい。やはり旬の味覚を味わうのは最高ですね。


「桃栗三年、柿八年」の後はいろいろな言い回しがあるようですが、「柚は九年でなりさがる。梅は酸いとて一三年。梨の大馬鹿一八年」などと続くそうです。新しいビジネスにおいては短い期間で成果を求められるようなケースも多いのかもしれませんが、草本性の果物は1年で枯れてしまいます。そういう意味でしっかりと根を張って進めていく生命保険は樹木の果実。成就させるのには愚直に仕事を続けなければいけない一方で、永続的に果実を得られるビジネスなのだとモンブランを味わいながら考えを巡らせました。

ライフネットに入社して7年目を迎えた伊藤でした。

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