3年間で何ができるか

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

こんにちは。企画部の森です。

ご存知の方いらっしゃるかもしれませんが、ライフネット生命は開業当初の経営目標である「開業5年以内に保有契約件数15万件」を4年半で達成することができました。これを受けて当社は、今後新たな成長ステージに移行することを睨んで、今後3年間の新たな中期計画を2013年5月に公表しました。(まだご覧になってない方はこちらをご参照ください。)そこで今回は新中期計画策定時に考えさせられた点を共有させてください。

新たな中期計画を策定するにあたり、最初に考えるのは何年後の中期目標を設定するかということです。周りの会社を見回してみますと、3年後又は5年後の目標を設定してそれを実現するための計画を策定する場合が多いようです。当然、望ましい期間の定め方は会社によって異なるはずですが、どのように考えればよいのでしょうか。
この点、著名な経営学者であるピーター・ドラッカー氏は以下のように指摘しています。
“We greatly overestimate what we can accomplish in one year. But we greatly underestimate what we can accomplish in five years.”
(参考訳:我々は、1年でできることを過大評価するが、5年でできることを過小評価する傾向がある)

1年の始まりに1年間の目標を掲げ、あれもしようこれもしようと欲張りすぎた結果なにも成し遂げられないというのが、「1年でできることを過大評価する」ということでしょうか。
一方、「5年でできることを過小評価する傾向にある」とうのは、5年あればなんでも成し遂げることができるし、現状を大きく変えることができるのに、「現状が大きく変わるわけがない。そんな大それたことができるわけがない」等と考えてしまう傾向を見事に表しています。

当社の場合どうしたかというと、3年後のありたい姿を中期目標として掲げることにしました。ドラッカー氏が指摘する5年という期間は、比較的成熟した市場における大企業の場合には良いPDCAの期間かもしれませんが、当社のように、大きく変化しつつある競合環境の下で、生命保険の変革者(フロントランナー)としてスピード感のある経営を志向していくためには、5年という期間はやや長すぎるためと理解しています。
いずれにせよ当社にとって大事なことは、3年あれば成し遂げられないことはないはずだし、現状を大きく変えるには十分な期間であると、志高く挑戦する一人ひとりの姿勢だと信じています。

企画部 森

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