春らしくなってきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今年の正月に、徳島県の鳴門を旅行してきました。
渦潮や美術館など、色々回って一息、妻子とホテル内をぶらぶらしていると釣り堀があり、
お正月サービスで自由に利用できるようになっていたので挑戦してみることに。
釣り堀には小魚と鯛が泳いでおり、およそ小魚100匹に対して鯛が1匹の比率。
鯛を釣ると、なんと無料で持ち帰ることができるらしい。
とはいえ、釣竿は極細の竹竿。エサは小指の爪ほどの小エビ。針の反しも無い。
他のお客さんの釣果もさっぱりのようで、こりゃ雰囲気を楽しむくらいかな~?なんて思っていました。
妻は釣りの経験がなかったので、僕は子どものころの記憶を頼りに上から目線で指導することに。
・エサは針が隠れるように付けないとあかん。
・竿をリズミカルに揺らすことで、エビに命を吹き込むんや。
・考えるんやない、感じろ!
などなど。
そんなこんなで2人で釣糸を垂らしはじめたものの、数十分後もお互い思ったとおりの坊主。
そりゃそうだよね、ただのアトラクションだもん。寒いし行こか!と立ち上がり、帰るために竿をゆっくりとあげる妻。
まるでスローモーションのようでした。
ついさっきまで、エサには見向きもくれず泳いでいた妻の釣り針近くの鯛が、何故か水中でもがいています。鯛に針が引っかかったのか?
竿を持っている妻も、僕も最初は全く気付きませんでした。
・・・・・釣れてるやん!
想定外。妻は初の大物に完全に思考停止。
僕は僕で水揚げ用タモの位置なんて全く確認しておらず、咄嗟に水面近くまで上がっていた鯛を手づかみに!
(寒かったので手袋はしていましたが)
釣ったのか掴んだのか、あまりにも微妙な状況に従業員の方も逡巡。
「・・・ゴクリ。ええやん、お正月やし?」と良い判断になるよう心の中で必死に念じる僕ら。(さっきまで釣れなくて全然OKとか思っていたくせに)
その甲斐あってか?従業員さまから無事、寛大な判定を頂きました。
釣りたいという気持ちが出過ぎるとだめなんだよ、次は私が教えてあげるね(ニヤリ)
という妻からの屈辱コメントにも耐えながらも、鯛は夕食用に調理してもらい、美味しく頂くことができました。
お正月からエビで鯛を釣る(掴む?)なんて、なんともめでたい。
六月に子どもが産まれる予定なのですが、可愛い子に生まれてくれそうです。
システム部 清水