雪山で私に何が起きたか

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

去る、1月の週末に、とてもよく行く場所で、趣味のバックカントリースノーボードをのんびり楽しんでいたところ、雪屁(せっぴ)と呼ばれる雪のかぶった山の尾根の上を走ってしまったようで、突然体が宙に浮きました。「あぁぁ~、、、しまった(死んじゃうかも!①)」と思ったのと同時に雪と共に20Mほど落下してしまいました。


落ちている瞬間は結構冷静で、とにかく落ち着いて着地をしなきゃ、と走馬灯が走るヒマもありませんでした。着地をした瞬間はものすごい衝撃で頭が真っ白になり、「イタイ。う~ん何とか生き延びたかな。でも頭が白くなるなんてマンガの中みたいだわ・・・」と思ったのも束の間、なんと上から巨大な雪の塊(直系1~2M以上ぐらい)がゴロゴロ降りかかってくるではありませんか。

「これはさすがに、ダメかも~(死んじゃうかも!)②」と思った瞬間今度は足元から雪崩が始まり、「こんどこそ、もうダメ・・・(死んじゃうかも!)③」状態で雪の塊の滝の中を流れることしばし、流れが止まった瞬間はラッキーにも上半身が胸から浮いている状態でした。

恐らくたった1~2分の出来事ではないかと推測しますが、そんな短時間で命の危険を3回も感じることになるとは!!!まるで突然アクションムービーに入り込んでしまったような錯覚をしました。
雪崩講習会にも何度か参加していたのですが、まさかの行きなれた庭のような場所で、そんなことを経験するとは夢にも思わず、完全に自然を甘く見ていました。

その後、無事にパトロールのお兄さんに3人がかりで救助されて、山の下まで運ばれ、約1ヶ月の入院生活となったわけですが、本当に人生突然何が起こるかわからない、と思いました。

九死に一生、と言うと、今となっては言い過ぎな気もするのですが、同時に、何事も「転ばぬ先の杖」で、慣れたことにも準備万端で望まないといけないなと、注意力散漫だったであろう自分と、甘く見てビーコン(雪崩遭難者を雪の中から発見するための装備)やショベルも持っていなかった自分を反省しました。

今回この一瞬の出来事で学んだことはたくさんあるのですが、人間は所詮ちっぽけで自然には逆らえないなと、最近以前に比べ、地震や、強風、竜巻など自然災害が多く発生しているニュースを目にし、皆さまにも、自然の強さを甘く見ないことをお薦めします。そして、
①パニックにならないこと
②最悪の事態を想定することの必要性(心のトレーニングも含めて)
③起きてしまった場合の対処法

をイメージトレーニングする重要性を強く感じました。当社も①はお手伝い出来かねるのですが、②と③で何か少しでも皆さまのお役に立てればいいなと思います。

入院に伴い、会社、同僚や家族に多大なご迷惑をおかけしたにも関わらず、お見舞いにお越し頂いたり、職務復帰にあたり、暖かく迎えてく入れた皆さまに心より感謝申し上げます。

18日に4歳のお誕生日を迎えましたが、この日をこのメンバーで迎えられたことは本当に嬉しく、これからも一緒に日々成長出来たらいいな、と思います。
1ヶ月の入院生活やその後の様子は次回に、ご報告致します!
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マーケティング部のYでした。


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