ライフネット生命に入社して8月で3年目を迎えます。入社する際、真剣に悩む期間がありました。
働いている皆と打ち解けることができるか、自分ができることがあるのか等、転職の際、立ち止まって考える期間です。当時、ライフネット生命の情報を出来るだけ集めました。その時に、わたしにヒットしたのが下記の出口の当社サイトの記事です。
えー！ネット生保の社員がPRでビラ配りをするのっ！と驚きました。
ある日、同僚がゴソゴソと何か準備をしています。すると「上場後のビラ配り」という会議招集がかかりました。ビラ配りリーダーの高尾からの注意事項を含めた説明会です。そこには各部横断的にペアが組まれたメンバー詳細（ビラは二人一組で配ります）と立つ場所が書かれた表と、一人250部のビラを折る準備のタスクの説明がありました。上場の前日の出来事です。ビラを配るのは、上場の翌日の朝8時から、新しいスタートとして、半蔵門と麹町のオフィス近隣のみなさまに上場のご報告をするためでした。
いよいよ当日の朝、20名超のメンバーは７時45分に会社に集合です。前日のお祝い気分も束の間、250部のビラが時間内に配れるのかが気になって仕方ありません。ところが、臆することのないアクティブな社員の多い当社では、皆がワイワイと楽しそうにしています。それを横目に「これはやり遂げねば」と思いつつも、今なら言える正直な気持ちは逃げ腰です。
わたしのペアは新卒入社1年目のお客さまサービス部の石井で、麹町交差点に立ちました。「なかなか難しい。」と石井に話かけると「え、僕そんなことないですよ。」とケロっとしています。え！と石井の反応に内心焦りつつ、時計を見ると8時からスタートしたビラ配りは45分が経っています。手持ちのわたしのビラは、ほとんど減っていません。石井は9時にオフィスに戻るため、残ったビラはさらに増える一方。久々に感じる強い焦りが。
配り方に違いがあるのだろうかと悩んでいた時、商品開発部の杉田とマーケティング部のWEBデザイナー古川の応援隊（こうやって何人かがポツポツと各箇所で配っている社員のところへ様子を見に応援にいきます^^）が様子を見にきました。立つ位置が良くないのか等、話していると、突如現れたのがリーダーの高尾です。「皆様、おはようございます！ライフネット生命です。よろしくお願いいたします！！」と、隣の町まで聞こえそうな大きな声で360°いろんな方向を向いて活発に活動をはじめました。次にサポートに現れたのが台湾からインターンで当社にきているチュンイです。彼女は英語でコミュニケーションをとりますが、深く丁寧に皆様にお辞儀をして、あっと言う間に20部を数分で配り終え、ニコニコと戻ってきます。そして、手伝うと言ってくれます。このいざという時のこの結束力に改めて驚き、意気込みが弱まっている自分をただただ反省。皆を真似ると、先ほどの状況から一転、全てを受け取っていただけました。
朝の出勤時の忙しい中、当社ビラをお受け取りいただいた皆様、お声かけ下さいました皆様に、この場をかりて厚くお礼をお伝えしたいと思います。本当にありがとうございました。
各部署からメンバーが集まり、全社横断的に一丸となってPRをするこの活動、なぜ開業当時にやっていたのか、なぜ上場後の新しいスタートに行ったのか、参加をして、はじめてわかった気がします。
もし、当社のマークの袋とコーポレートカラーの緑のビラを持って「ライフネット生命をよろしくお願いします！」と元気の良い軍団がいましたら、それは隊長率いる恒例ビラ配りPR隊です。インターネットを介してお客さまへサービスを提供している当社にとって、リアルで皆様と接することができる貴重な機会ですので、どこかで見かけましたら、お声かけいただけますとこんなに嬉しいことはありません。いろんな挑戦がこれからもまだまだ続きますが、これからもライフネット生命をどうぞよろしくお願い申し上げます。
マーケティング部 村岡
