いわき市災害復興支援ボランティアに参加して・・・・

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

監査部の富田です。

・10月20日~22日に初めていわき市ボランティアに参加出来ました。
大震災から7ヶ月経過していますが、何とか実現となったものです。
東京駅から高速バスで2時間半で、いわき湯本ICに到着しました。
そこから歩いてスパリゾ-トハワイアンズへ。2006年公開の映画「フラガール」を受けて『がんばっぺフラガーる!~フクシマに生きる。彼女たちのいま~』が2011年10月29日から全国ロードショーされるとのことで、訪れてみたものです。広大な敷地は、今般の震災の影響でご苦労されております。
施設内見学して、フラガールに関する展示物を拝見してから宿泊先に向かう途中でご親切に地元の方の乗用車へ乗せて頂けました。
いわき市在住の方でしたので、我々の宿泊先まで送って頂き、感謝するとともに、いろいろなお話が伺え、有益でした。

・ボランティア初日の21日は、歩いてボランティアセンターへ。受付を済ませ必要な道具(竹ほうき、ヘルメット、マスク、医薬品等)を車に乗せて出発となりました。私は、地元の方お二人を含め4人で小名浜の支援要請先へ。水分補給で小休止を取りながら、腰が疲れる感じでも黙々と作業が出来ました。分別の袋は直ぐに一杯になりました。それだけ廃棄物が多かったのです。
作業に慣れていない為、ヘルメットを付けた頭部を何度か壁や棚にぶつけました。
何度もボランティアされている地元の方が、体験談として助言頂いたお話は、いわき市の現状理解に大変分かり易いものでした。
(センタ―情報でこの日は延活動者は61名だったそうです。)
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・2日目は、昨夜からの雨脚が激しくなりましたが、続々と参加者の皆さんがセンターに集まって来られました。昨日お見かけした顔ぶれも多く、頭が下がる思いでした。
私が動員されたグル-プは総勢22名の大人数でした。5台の車に分乗して勿来の戸建住宅に向かいました。海沿いの住宅地の一角で、近くには、火力発電所がありました。車窓からガレキの大きな丘が二つ見えて来ました。依頼主ご夫妻のお話を伺った後に作業開始となりましたが、住居内のいたる所に、津波の痕跡が色濃く残っておりましたので、ごみの分別も慎重になり、依頼主の方に確認しながらの作業も少なくありませんでした。思い出の品は数多く有る為、ガラスや、釘で怪我しないよう注意しながら夕方まで作業が進みました。それにしても皆さんは男性も女性も良く動かれ、泥まみれになっても真剣にそれぞれの持ち場で頑張っておられました。敬服するに値します。作業終了の声が掛かりますと、再会を希望する会話も出るほどでした。荒れた海を眺めながら、依頼主のご夫妻から震災時の生々しいお話も伺えました。その為か、お別れする際、後ろ髪を引かれる感じで手を振りながら、正直大変センチメンタルな気持ちになりました。
(センター情報では、この日の延活動者は78名だったとのことです。)

・センターに戻り結果報告の後、宿泊先に戻り、入浴・衣類を変えてから帰京の為、バス停へ歩きました。日が暮れ、帰宅を急ぐ人の姿を眺めながら、バスが発車しますと、いわき市がどんどんと遠くになって行きました。私のボランティアはほんの一部のお手伝いで終わりましたが、機会を作り、第2回目のボランティアを検討したい、と思いました。
(センターの閲覧メモに、3月16日から延べ4万9千人を超えるボランティアの方々がいわき市を支援されたとのことです。)

(参考)
①いわき市の人口は10月1日現在約33万人
②10月22日現在で、今回の大震災で亡くなられた方は310名、まだ行方不明の方38名そして、建物被害における全壊は7,456棟となっております。

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