いつのことだったか、結婚して随分経ってから、メダカだか熱帯魚だかの小魚を飼育したことがありました。
僕は当時何のためらいもなく、飲用に使うコップで魚を掬うなどしていましたが、あるとき妻の目にとまりとんでもないと言われ、以降その行為は禁止となりました。
その後、洗濯機で衣類と一緒にスニーカーを洗うのはダメ、マウスピースを入歯洗浄剤で洗うのもコップを使っちゃダメ、体を洗う際は固形石鹸を体に直接擦りつけないでくれ、等々、その行為が発覚するたびに禁止ルールが追加されて行きました。僕の言い分としては、すべて話は一緒で、「洗ってしまえばおんなじじゃん。」もしくは「多少の雑菌は受け容れたほうが人間自然だよ」というところなのですが、まぁ、それを押しつけるよりもこっちが少し気をつければ収まる話なので、この類の話は全て妻の側のルールに従っています。
先日、実家からメダカをもらって帰ることがありました。
網で水槽からメダカを掬ったあとにそれを入れる容器として、母は何のためらいもなく調理用のボールを差し出しました。
親元って、いいもんですね。
これからはもっと頻繁に親元に帰るようにしようかな。
お客さまサービス部 馬場