ペンパルのおもいで

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

Facebookを使っていると、たまに知らない方から友達リクエストがあったりします。
それも外国の方だったりします。
まぁ、SNSってそんなこともあるな、とゆるーく流しているのですが、
ある日、なんとなく見覚えがある名前の方からリクエストがありました。
???と思ってクリックすると、なんと、ウン十年前にいわゆるペンパル(文通相手)だった友人ではありませんか。

中学生のころ、海外の文化に興味を持った私は、当時ちょっと流行っていた海外文通にはまっていました。
国際交流の団体や、当時はいくつかあったペンパル探し団体に、希望国・性別・年齢など登録すると相手をマッチングしてくれます。
(ちょっとお金かかる。何百円分の切手とか同封するシステム。時代だ・・・)
私は韓国・スウェーデン・アメリカにペンパルを見つけてせっせとエアメイルを交換していたものです。
東欧の社会主義国家を希望したら、登録者が見つからなかったようで、
「代わりに高社会福祉国であるスウェーデンで」とよくわからない紹介をされた記憶があります。

当時、西海岸やヨーロッパまでの郵便は1週間程度ザラにかかっていたので、一旦手紙を出すと、早くても2週間くらい返信を待つわけです。そろそろかなー、と思って家に帰るとポストを見ては空だとがっかり、みたいなドキドキ感はまだ思い出すことができます。やっと届いた手紙が厚いと嬉しくて、なんだか異国の匂いだったのも覚えています。

書くのは一苦労で、日本の中学生レベルの怪しい文法で、なんとか意思疎通を図るので、そりゃぁ厳しい。
英語の授業では書き取りは筆記体だったので、頑なに筆記体を通していたし。
(そんなネイティブはあまりいないことに気付いたのはだいぶ経ってから。)
クリスマスの頃に、お祝いの習慣についてやりとりしていて、日本ではキリスト教徒でなくてもクリスマスは盛り上がると伝えようとしたのに、「日本人は無宗教だ」みたいな表現になってしまって、かなりな誤解を与えたであろうことは残念なおもいでです・・・。

相手の手紙はもちろん、自分が出す手紙もコピーして全部取っておいて相手別にファイルしてありました。なんてけなげだったのだ。もうそんなひたむきさは微塵も無くなってしまいましたが。

いまやネット社会。もう海外文通なんてないんだろうなぁ、とちょっと検索してみると、まぁ、あるにはありますね。細々と。
さて、何に取って代わられているのかと言えば、英語の出会い系サイト。
「出会い系ではありません、真面目な海外の友人探しサイトです」みたいな謳い文句があるところを見ると、大方そうなのでしょう。

便利さ、手軽さ、スピードアップ、効率化ということも、それはそれでトレードオフなのだなぁ、Facebookの旧友を眺めつつ思うのです。

総務の川越でした。

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