2011年 夏の終わりに

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

節電に心がけた今年の暑い夏も、ようやく終わりに近づいてきました。
今年の夏の思い出といえば、8月最後の土曜日に開催された隅田川花火大会です。
私は、花火大会が大好きです。でも、今年は、東日本大震災の関係で次々と花火大会が中止となり、少しさみしく思っていました。

そんな中、我が国有数の伝統と規模を誇る隅田川花火大会は、一か月遅れで実施されました。「東日本大震災犠牲者への慰霊と一日も早い復興の願いを込め、被災地に向け『元気』を届けるとともに、都区民に潤いと憩いの場を提供する。」という趣旨で行われたものです。

隅田川花火大会の前身となる「両国の花火」を調べてみると、享保17年(1732)の大飢餓による多くの餓死者、疫病で亡くなられた方の慰霊と疫病退散を祈るために、幕府(8代将軍吉宗)により、翌18年(1733)5月28日(旧暦)に隅田川で水神祭が行われました。この時に、両国橋周辺の料理店が公許(許可)により花火を上げたことが由来とされているそうです。

隅田川花火大会には、そもそも鎮魂と復興の意味がこもっていたんですね。
1カ月遅れでも開催された理由がわかりました。
プログラムを見ると、花火にはそれぞれ名前がつけられていて、第一会場の7時5分の「東日本大震災復興祈願 被災地へ贈る 追悼手向けの花」を皮切りに、8時25分の「隅田川花火大会グランドフィナーレ 桜華爛漫 名物桜づくし」(第一会場)、「天下満開 ! ! ! 隅田川花絵巻」(第二会場)まで、2万発の花火が夜空を彩りました。
例年より1カ月遅い開催でしたので、ビルの屋上から見ていると少し肌寒いくらいでしたが、すごい迫力に圧倒されました。

素晴らしい花火だと見物の方がどよめきます。拍手が出ます。私も、自然と拍手と歓声をあげていました。周りの方と同時に拍手をしていると、なんだか心が一つになったようで、また、被災地の映像が思い出されて、胸がいっぱいになってしまいました。
やはり、花火大会は素晴らしいですね。ますます花火大会好きになってしまいました。
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お客さまサービス部  谷


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