震災に学んだこと

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

ようやく気候も安定してきて暖かい日が続いておりますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
弊社も開業3年を迎え更なるサービス向上に向け、社員一丸となって日々精進して参りたいとあらためて感じております。

今月で入社2年が経ちますが、約2ヶ月前の震災は会社としても個人としても今まで経験した事が無い状態となった事が、さまざまな面で考えをあらためなけれはならないと気づく事になりました。

震災当日は、朝から弊社システムを24時間提供するための設備を設置しているデータセンターで仕事をしておりましたが、予定の作業も終盤を迎えたあたりで、立っていられない位の縦横揺れがいきなり襲ってきました!
中規模の地震は今までも経験したことはあるのですが、耐震設備の建物にいたこともあり今までに無い体感でした。

セキュリティの関係で、内部に携帯電話が持ち込めない環境のため、地震速報など無い状態でいきなりの事でしたので、何が起こっているか把握できるまでに少々時間を要する状況となりました。

システム面で影響が無い事を確認し、一旦セキュリティエリア外でオフィスへ連絡を取ろうとしたところ、どの携帯キャリアの電話も全くつながりません。
幸いデータ通信は利用出来たため、ニュースサイトなどで情報を収集してはじめて事の重大さに気付く事になりました。

ここから大変な事態が起こったのだと身をもって体験する事になるとは夢にも思いませんでしたが、今となっては、今後の教訓として胸に刻むものとなりました。

何が問題となったかを自分なりの意見をまとめてみました。

1,連絡手段
・携帯はほぼ不通のため、外部からの連絡手段が無し。

・通話規制時もデータ通信は可能なため、携帯以外のメールおよびその他手段は利用可能。

2,移動手段
・JRおよび私鉄各社が全面停止した事もあり、公共交通網が完全に役に立たない状況。

・タクシーや自家用車を利用しても行き着くまでに多大な時間を要してしまう。

3,優先度判定
・人命を優先する事は第一条件となりますが、企業としてサービスの提供をやめる訳にはいきません。
但し、サービス提供が中途半端になる事は許されません!
この境目の判定は容易に決める事は出来ませんし、弊社以外の要因で発生する事も考えられます。

今後はこの経験を活かして会社の危機対策についても更に一段階上を目指せるように微力ながら貢献していければと考えております。

また、私個人でも耐震対策や帰宅難民時の対応方法などなど、色々と経験してみて考慮が足らない事ばかりでした。
みなさまも、今一度ご自身や周りの人の安全面について見直してみてはいかがでしょうか?

システム部 廣瀬

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