ちょっと違うだけで

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

コンタクトセンターの西村です。

1.ド 2.レ 3.ミ 4.ファ 5.ソ 6.ラ 7.シ 8.ド
馴染みの音階です。

この8音使って適当にピアノでも弾いてみると、
ドレミの歌なんかもありますが、まあ何というか明るい感じがします。

ピアノ上では、ミからファ、シからドへ行くときは間に黒い鍵盤がありません。

1(ド)から2(レ)や4(ファ)から5(ソ)、5(ソ)から6(ラ)へ行くには一歩必要だとしたら、
この黒盤を使う3(ミ)から4(ファ)とへ行くのと7(シ)から8(ド)へ行くときだけは半歩でいいんですよね。

8つの音のつながりの中で、3番目と4番目、それから7番目と8番目の間が半音になる音階は、長調(major)となり、前向きな、明るく元気な感じの音のつながりが感じられます。

この音階の中で、3.ミと7.シだけ半音下げてみます。

音階としては、1.ド 2.レ 3.ミ♭ 4.ファ 5.ソ 6.ラ 7.シ♭ 8.ドとなり、さっきまで半歩でよかった3から4、7から8へ行くには一歩必要になり、一方で、今度は2から3へ行くときと6から7へ行くときは半歩でよくなりました。

この音階を弾いてみると、何かさっきと違う。
下向きというか、何か寂しさや悲しさが感じられます。

8つの音の中で、2番目と3番目、6番目と7番目の間を半音にすると、短調(minor)になっちゃいます。

3と4、7と8の間を半音にするか、2と3、6と7の間を半音とするか。
一つずつずれただけのこのわずかな違いを用い、また組み合わせることで色んなメロディーができ、それは人の気持ちを大きく揺さぶります。

仕事や日常でも、人との関わりでも、ちょっと違うだけでその作用や効果に大きな差がでることがあります。
ちょっとした違いでも大事にし、「違いが分かる人」でありたいです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加する
  • Twitterでつぶやく

ページの先頭へ戻る