厳しかった夏も懐かしく思えるほど、秋の気配がつよくなってきました。お客さまサービス部の河野です。
とても暑い日が続いた頃、13年の年月をともに過ごした愛犬との突然の別れがありました。
寿命を考えると、いつかは来るものだと覚悟はしていたものの、長い年月、生活をともにした、娘のような愛犬との別れの悲しみと寂しさは、想像を超えるものでした。
8歳の時に大きな病気を患い、2回に渡る手術を乗り越えて、再び元気な笑顔を振りまいてくれた健気さには感謝をし、歳を重ねて目も耳も利かなくなってからも、なんら問題がないかのように振る舞う彼女からは逞しく生きることを学びました。
1日のうちに、何度名前を呼んで微笑み、何度抱きしめて温もりを感じたことか。
今でも数え切れない思い出とともに、大きな悲しみと寂しさがこみ上げてくることもあります。
しかしながら、いつまでも塞ぎこんでばかりもいられず、セラピストさんの力をお借りしたり、ペットロスに関する本も読んでみました。
最初はこわくて開けなかったページも月日が経つごとに進み、そのうちに、元気づけられることを期待して読み始めるのですが、本の中には優しい言葉が溢れており、いつも涙でクシャクシャの顔となって本を閉じることになってしまいます。
逢いたくて生まれてきたこと
笑顔がみたくて一生懸命だったこと
精一杯生きたこと
それが 彼女からの「ありがとう」 の表現であったこと
彼女との出逢いもそうであったように、あの時、あの場所でしか出逢えなかっためぐり逢いに心から感謝をし、そして、次に訪れるであろう、新たなめぐり逢いを心待ちにして、前向きに歩いていこうと考えはじめています。