診断書電子化への一歩

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

こんにちは。支払担当の小川です。

現在、保険金等の請求をしていただく際、生命保険会社各社では必要書類として各社所定の医師の診断書が必要となります。

各社毎に所定の診断書を求める理由は、保障内容が会社により違うからで、加入していただいた保険を漏れなくお支払するためには、ある程度やむを得ないところがあります。

しかし、商品が複雑になり、保障が多岐に渡るようになったため、同じ種類の保険でも会社により診断書の記載項目が異なるうえに、手書きによるものが大半だったことにより、支払漏れの大きな要因となってしまいました。
また、手書きのため診断書作成にかかる医師の負担も大きなものがありました。

このような経緯から、業界として保険金等の適切な支払管理態勢の確立に向け生命保険協会が主導で、診断書の機械印字化促進の取組みを行っています。詳しくは、生命保険協会のホームページライフネット生命保険サイトの外へ移動します(新しいウィンドウが開きます)にも掲載されています。

この仕組みを全国の病院に普及し、診断書の機械印字化をすすめることにより支払漏れ問題の大きな要因となっていた、保険会社による診断書の誤読や読み落としなど、診断書に起因する課題が改善されることとなりました。

この取組みは、診断書を作成していただく病院の協力が不可欠であるため、2007年より全国の病院への協力をお願いし、現在までに全国で多数の主要病院の賛同を得て機械印字化ソフトの導入がすすめられています。

さらに業界では機械印字化に合わせ、各社診断書の記入欄の共通項目の標準化もすすめ、機械印字の促進に務めています。

また、機械印字化の推進は、今まで医師が手書きで記入していた診断書の作成にかかる時間の削減にも繋がり、院内業務の効率化になるとともに、診断書発行にかかる時間も大きく削減されるため、お客さまの請求にかかる日数の短縮にも繋がりサービス向上になるものと期待されています。

このような取組みの結果、当社でも最近機械印字の診断書による請求が徐々に増加しており、査定も非常にしやすくなってきました。

生命保険の申込みは、インターネットで出来る時代となりましたが、保険金等の請求についてはまだインターネットでは対応出来ない部分があります。
今後、診断書の電子化等がさらにすすめば、近い将来保険金等の請求もインターネットだけで完結できる時代が来るのではないでしょうか。
100706.JPG

  • このエントリーをはてなブックマークに追加する
  • Twitterでつぶやく

ページの先頭へ戻る