先週末、なぜかふと「今日は一日祖母と一緒に過ごしてみよう!」と思い立ち、朝から晩まで祖母の生活ペースに合わせて一日を過ごしてみました。身近な家族のことだから大体のことは把握していたつもりでしたが、いざ1日行動してみると、祖母の意外なクセや趣向がいろいろ見えてきて、実に面白いのです。
まず驚いたのは、芸能情報になにかと精通していたこと。
御歳78歳、朝食を食べながらTVのチャンネルを触りはじめると、選択するのはワイドショー。
流行りの芸能人の名前は僕よりも知っている・・・たまに名前をまちがえるけど。
午後には、一緒に夕食を作ろうということになった。
思えば、祖母の料理を食べることはあっても、一緒に料理を作るといったことは、生まれて初めてかもしれない。
メニューは祖母が得意とする「餃子」。モタモタしている僕の横で、皮をテキパキと巻いていく手さばきはさすがで、正直尊敬の念をおぼえた。
調理をしながら何気なく話をしていても、今まで知らなかった事がいろいろとわかってくる。
「液体石鹸なんてスゴイね。子供の頃は、石鹸使えなくて、赤土を石鹸代わりにして使ってた時もあったよ~!」と驚きの一言。他にも、祖父との結婚秘話、その後栃木から上京してきた時の苦労話など話題は尽きない。
でも、何より印象に残ったのは、僕が生まれる前後の話。
家族でどのように名付けの相談をして、僕に何を習わせようと考えていたか、夜泣きはそうでもなかった、どこへ連れていったなどなど・・・。当然僕の記憶にはない話なのだが、改めて祖母から聞くとなんか感慨深い。
身近すぎてあまり意識をしていなかったのですが、たまには身内の者と時間を気にせずゆっくり過ごすのもいいものですね!次は父親とゆっくり交えてみようかと思っています。
マーケティング部 関谷