医療のお話 その4 診療報酬

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

今年4月に診療報酬がプラス改定されました。
改定の主なポイントは、2008年におこなわれた改定に引き続き救急医療、産科、小児科、外科などの急性期医療を中心に診療報酬を引きあげのようです。

そこで今日は診療報酬についてすこしお話したいとおもいます。

診療報酬とは、医療機関が行った医療サービスに対する対価として保険者から受けとる報酬です。この保険者というのは、皆さんがお持ちの健康保険被保険者証に載っている保険者です。病院の明細書には『初診料 270点』などと点数で示されていまが、これが診療報酬点数といって、個々の技術やサービスを点数化しており1点が10円として計算されます。診療報酬は厚生労働大臣が中央社会保険医療協議会(中医協)の議論を踏まえ2年ごとに見直されています。

今回のプラス改定例:被保険者が3割負担の場合
●成人男性が夜間に発熱し、夜間急病センターを受診した場合

  • これまで
    • 初診料 270点
    • 時間外特例加算 230点
    • 処方箋料 68点
    • 計568点 自己負担1,700円
  • 4月から
    • 初診料 270点
    • 時間外特例加算 230点
    • 地域連携・休日診療 100点
    • 処方箋料 68点
    • 計668点 自己負担2,000円(+300円)
      ※参考資料 月刊保険診療3 第65巻 第3号

また今回の改定では、レセプト電子請求が義務づけられている医療機関を対象に、全患者への明細書無料発行が義務づけられました。
明細書無料発行により医療の透明化が進めばいいと思います。

お客さまサービス部 岸

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