欠けた満月

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

長い間PCの画面の前に座っているとなんだか目が悪くなってしまいそうになるので、窓の外を眺めている、というようなことを以前書いたかもしれませんが、たまに向かいのビルの上にわずかに見える青空や遠くの方を眺めていたりします。
(仕事をサボってるんではなくて目の休憩です。ホントデス。)
もっとも、西日が入ってくるので、午後はブラインドを閉めているときが多いのですが。

ブラインドを閉めたままだと窮屈な感じがして、時々日が沈んでからブラインドを開けたりしています。
もちろん、もう外は真っ暗なので、普通は向かいのビルの明かり以外何も見えません。

ところが、その日はまだ午後7時をすぎたくらいなのに向かいのビルも(上の方だけだったかもしれませんが)真っ暗になっていて、ただひとつ、右上のほうにまんまるな満月がぽっかり浮かんでいました。
最近はほとんど月を見るようなことがなかったので、偶然の満月にしばらくぼうっと見入ってしまいました。
傍から見るとちょっと変だったかもしれません。

それから仕事に戻り、しばらくしてから再び月を見上げてみると、なんと!さっきの満月が半分に欠けているではないですか。
向かいのビルの陰に隠れているのであれば、欠けているのは下半分のはずですが、
そのときの月は上半分のほうが欠けていたのです。

「え???」

何が起こったのか分からず、しばらく私の頭の中は「?」が駆け巡っていました。


・・・・というところで、いきなりクイズです。
このとき、なぜ上半分が欠けていたのでしょうか?

ヒントとして、
実は、この話の中にもうひとつおかしなことがあります。
そもそも、「最初になぜ満月が見えたのか?」
ちなみに、「その日」というのは今月の2日のことで、満月だったことは間違いないのですが。

答えは次のブログの当番が回ったときにでも・・・・


と、そこまで引っ張るほどの大した謎ではないので、答えです。
「もうひとつのおかしなこと」ですが、満月の夜に満月が見えて何がおかしいのか?
満月はちょうど太陽の反対側にあるので、太陽が西に沈んだ頃に東から昇り、太陽が東から昇るころに西に沈んでいきます。
ということは、私が見た時間にはまだ月は東側にあったはずで、西側にある私の席(西日が差すので西に向いていることがわかる)からは見えないはずなのです。

にもかかわらず、反対側にあるはずの月が見えたということは、私が実際に見たものは満月そのものではなく、何かに映った満月の像と考えられます。
そしてその満月を映した何かというのは向かいのビルの窓ガラスです。(外に見える範囲にはそれしか反射するものがないので)
そして時間とともに月が昇っていき、月の像の半分がビルの上端を越えてしまったために下半分しか映らなくなったわけです。

まあ、向かいのビルに映っているだけなのに気付かなかった私が迂闊だったというだけの話なんですが・・・
私の席から満月が見られるタイミングというのはそれほど長くなかったはずで、
それを考えるとなんだか得した気分です。

岸本

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