図らずも今年最後の社員ブログ担当となりました、成相です。
先日M-1を見ました。準決勝での笑い飯の「鳥人(とりじん) 」のネタはM-1史上に残る傑作でしたね。
今回は、“笑う”ということについて語りたいと思います。
まず、どうしたら人は笑うのか、ということですが、笑いとは、自分の中で無意識のうちにもっているスキーマ(構図)からのずれによって生じるものといわれています。
つまり、自分のもっているスキーマからはみ出たことを見聞きすると、人は笑ってしまうということになります。
以前笑ったことを繰り返し聞いても、前ほど笑えないということはよくあります。これは、一度聞いた話によって自分の中で新たなスキーマができあがってしまい、以後同じ話を聞いた場合には新たなスキーマの中に納まってしまうからであると考えられます。ただし、その話を忘れてしまった場合には、2回目といえども笑ってしまうことになりますが。
また、もっているスキーマは人それぞれ違うため、人ごとに笑いのツボが違ったりする一方、同じ環境にいるような人たちの間では、スキーマが似たものになりやすくなるため、いわゆるうちわネタというものが成立しやすくなります。お笑い芸人のように不特定多数を聴衆としているような場合では、最大公約数のスキーマを感じ取って、それからはみ出るような話をすればいいということになります(難しいと思いますが)。
笑い飯の「鳥人(とりじん)」のネタは、まさにスキームからはみ出まくっているような傑作のネタであったように思います。
今年は公私ともに充実した1年でした。来年も笑って楽しく過ごせる1年にしたいものです。
それでは、みなさん、よいお年をお迎え下さい!