歴史に思いを馳せて

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

初夏を思わせる季節となりました。
新緑がまぶしく、方々で花が咲き初め、空も青く澄んでいて、一年中で一番美しい季節ですね。

今回は昨年から急に盛り上がっている「NHK大河ブーム」(「歴史ブーム」、「戦国ブーム」とも)について触れてみたく思います。
私もまんまと「篤姫」にハマった一人なのですが、もちろん今年も「天地人」を日曜夜には欠かさず2回必聴し、(←このような言葉は存在するのでしょうか?)まさにマイブームになっています。
さらに「三国志」が原作の「レッドクリフ」についても同様に。

両者を視てつくづく考えさせられるのは、今も昔も人の心と行動というのは変わらないものだなと思います。
ある一人の人間の信念や野心や欲望などが善悪複雑に絡み合い、他人を良くも悪くも巻き込んで、国までにも及び翻弄させてしまうようなところなど。
やはり見ていて胸がスッーとするのは、中心となる人物の惚れぼれするような正義感や潔さ、見事なまでの責任感と義理深さ。
ややもすると神がかり的に、カッコ良すぎるほどに描かれ過ぎているような気もしますが。

今なぜ「大河ブーム、歴史ブーム」なのかと自分なりに考えてみると、景気が悪く世の中暗い話題ばかりで、閉塞感漂うような中、
人としての在り方であるとか、
理想のリーダー像というものを、歴史になぞらえ原点に帰って考え、例えば労力惜しまず一生懸命努力し続ける人はいつか報われるとか、
どんなに反対されても正しい信念を貫き通すとそのうちに受け入れられる日が来るとか、悪い者・事はやはり滅びるとか、
世の中の当然の道理がどこか歪んでしまったかのようにも見られる現在に、これらの事が間違いではないという確証が得たいのでは?
なんとなくそういうことのような気がするのです。
少なくとも私の中ではそうなのです。

生命保険についても、人々がわずかなお金を出し合い、不測の事態に遭われた方へお見舞金として支払うというごくシンプルなシステムからスタートしたはずのものが、長い歴史を経るにつれて商品そのものについても、お客さまと会社の位置関係も変容してしまいました。
間もなく開業1周年を迎える今、あらためて「生命保険を原点に戻す。」という当社のマニュフェストの意味を噛みしめると共に、それらがやはり正しい本来の姿であるのだということを、長く生命保険に携わる人間として伝えていけたらと思わずにはいられません。

高尾 美和

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