失敗しないヒット商品の作り方

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ライフネット生命 スタッフ
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伊藤です。12月になって、今年一年を振り返るニュースが多くなってきました。

そんな中、2008年のヒット商品番付で「横綱」に輝いたユニクロの発熱保温下着、「ヒートテック」の開発経緯を綴った記事を読んでびっくり。 開発に携わっていたのは、妻の昔からの友人、白井恵美さんでした。

さらに驚いたことに、会社の業績に大きく貢献したことなども讃えられ「日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を受賞していたのです。

記事によると、数ある商品の中から、地味だけど着実に数字を稼いでいるヒートテックに着目し、 保温性や保湿性、着心地などの改善を5年間にわたり、徹底的に行ってきたそうです。 その結果、今期は2,800万枚の販売を見込んでいるということで、その数字にまたびっくり。 ブランド品で着飾っているような女性も、内側はみんなヒートテックなんですね。

以前、話をうかがっていて印象深かったのは、 彼女が前職の外資系パソコンメーカーに勤めていたころ、売上データの分析をしていて、Excel の行が少なすぎて困った、と嘆いていたことです。 当時のExcelの行数は6万5,000あまりなので、いかに数字とじっくり向き合っていたが想像できます。

一方で、一般の主婦のニーズをつかむため、毎日ワイドショーを録画して見ているそうで、 数字を分析するロジカルな部分に加えて、エモーショナルな面もとことん追及しているんですね。

地味なことかも知れないけれど、何が売れるんだろう?この商品の課題は?と突き詰めていくことが失敗しないヒット商品を生み出す秘訣と言えるかもしれません。

知人の活躍を喜ぶとともに、日々の改善を積み重ねていくことが成功につながるんだと、改めて感じた年の瀬のニュースでした。

伊藤嘉英

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