電車の中で、「出口は左側です」というアナウンスが流れると、「岩瀬は右側です」と勝手に脳内補完しています、片切です。
11月になり、だんだん寒くなってきたので、電車ではできるだけ扉から離れたところに乗るようにしています。
突然ですが、片切は左利きです。
それゆえなのかどうかはわかりませんが、
「ものごとを右でするのか、左でするのか」
ということを人一倍気にします。
ものを書くのは右か、
箸はどっちの手で使うか、
家を出るとき踏み出す足はどうか、
腕時計をする腕、
手を叩いたときに鳴った手、
利き目や利き耳、
さらには右脳左脳まで…。
人の仕種を見て左利きだと気付くと何となく親近感を持ち、
「あなたも左利きですか、私もなんですよ」
という具合に意気投合です。仲間意識というのでしょうか。
でも実は「隠れ左利き(モノによっては左を使う)」の方というのも結構いらっしゃるのですが。
(余談ですが、かのビートルズは、4人のメンバーのうちの2人が左利きです。)
さて、右か左かを気にしてばかりいてもあまり意味がないですが、
自分はそれから「じゃあ、逆でもやってみよう」ということを考え始めます。
きっとこの考えは、中学時代の部活のコーチに言われた
「お前は左利きなんだから、右が使えればそれが武器になる」
ということが根底にはあると思います。(結局その後活躍できませんでしたが…。)
例えば、爪切りを考えてみましょう。右利きの人も、右手の爪を(自分で)切る場合は左手を使いますね。
では、足の爪はどうでしょうか?気づくと片切は足の爪は両足とも左手で切っていたのです。
手の爪はどちらでも切れるのに、足の爪が切れないわけがない!
以来、足の爪も両手を使って切るようにしていますが、
体の構造を考えた結果、右足の爪は右手で、左足の爪は左手で切っています(つまり、手の爪とは逆)。
言ってみれば、両利きを目指していることになります。
きっとバランスのいい人間になれるはず。
それこそ右脳左脳を上手に使いこなせれば、何か変えられるんじゃないか。
でも、左も右でも同じかもしれん。
そんなことを考えながら、今日も右と左をよく見て過ごしています。
数理部 片切 嘉