家族との大切な…

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

お客さまサービス部のAです。
先日とあるメルマガを読んでいて、ふと子供の頃の生活を思い出しました。

贅沢や無駄使いというものが、場合によっては善であるというような内容で、人間は楽しいことだけをしていると、良心の呵責を感じる傾向があるが、今日の享楽を諦めると、実は後々後悔する。そしてこれは消費財企業にも影響するという経済の話も絡めたものでした。

私は6人家族という環境の中で育ちました。父は夜勤生活も多かった自動車工場勤務、母はパートをしながら週末も単発的な仕事の為に外出が多く、何かと働き詰め。育ちざかりの私たちを食べさせるのと学費・住宅ローンの支払いと、今思うと我が家はかなりの「節約生活」で乗りきっており、生活の大変さを小さな頃より感じていました。(無事に育ち、両親には感謝してもしきれません)
そんな生活の中で(今考えてみると)家で唯一の贅沢品が、生まれた時から当時としても結構値の張る車があることでした。子供としては乗せて欲しいし何処かに出かけたい!!
しかし母曰く、車はあくまで父の通勤に使うためのもので、レジャーなどの遠出のドライブに使うことは「非常に贅沢」な事。子どもの意見が通るはずもなく、願いは却下されてしまうのでした。
そのためでしょうか、残念ながらあまり家族で出かけた思い出がありません。
今当時を振り返って感じることは、ほんの1時間くらい家族を車に乗せ、市街地を走るだけでも子供にとっては楽しいドライブであり、楽しかっただろうな…ということです。
子供の頃の思い出って大切ですよね。

働き詰めだった両親も年を重ね、今はささやかな年金生活。でも時々二人で旅行を楽しんでいるようでほっとしています。残念なのは定年直後父の病がきっかけで車を手放してしまい、二人の旅行がもっぱら公共機関の乗物に頼る点でしょうか。
母は最近、父の更新が近づいた保険証券を見ながら、「お父さんの生命保険の毎月の支払いって、いまだに結構負担よね。こういうのを含めて本当はもっとあんたたちと出かけるお金を作れたのかな…。」と旅行を楽しめるようになってから、ちょっとだけ若かった頃を後悔しています。
今日の享楽を諦めると、実は後々後悔することが、母の場合はこの一言に集約された気分でした。

最近の景気の厳しさをみると財布の紐は固くなり、一家庭のお金の使い方次第で、多くの消費財企業にも影響していくのが頷けます。
でも上手に倹約して、一生懸命働いて得たお金を、戻ってこない家族との生活を大切に過ごすため、いま何に誰とどう使うのかも考えさせられます。

ライフネットは開業してようやく半年になろうとしているまだまだ小さな保険会社ですが、加入していただいている一人一人のお客さまの大切な人生が本当に豊かであるよう、お手伝いできる事を願っております。

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