香りを聞く

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

松岡です。

先日、香道を体験する機会がありました。


たまに座る畳の感触に、慣れない正座をしては、
しびれて動けない自分を想像して、我慢をしてみたり。

「組香」とよばれる、各種の香を合わせ薫りを聞く遊びが
あるのですが、そのひとつが「源氏香」です。

5つの香を順番に聞き、組み合わせの名前を当てる、風雅なあそびです。
組み合わせの名前は源氏物語の各帖が対応しています。

今年は源氏千年。紫式部がその日記に源氏のことを記していた記録があるそうです。
その年からちょうど1000年にあたるのが今年。
この間たまたま参加した茶会でも、源氏にちなんだ趣向が凝らされていました。
こうして和に触れていると、
大学時代を過ごした京都に戻りたくなります・・・。


そういえば、香道の世界では香を愉しむことを「聞く」すなわち
「聞香(もんこう)」と呼びます。

昔聞いた音楽もそうですが、香りもまた、
鮮明な映像とともに思い出がよみがえってくるものです。

プルースト効果、なんて名前もついているこの現象。
古本、花、雨上がり・・・
それぞれに香りと思い出が出てきます。

でも個人的には、料理、それも肉の香りが一番ですね!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加する
  • Twitterでつぶやく

ページの先頭へ戻る