チイ・カナな気持ち

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

下町の自宅のマンションの階段を上がる途中で、
エメラルド色に光る玉。

ハイヒールでよろけそうになりながら、かがんで見ると、
1.5cmぐらいの、エメラルド色のカナブン。
ちっちゃな宝石のよう。
080723.JPG

都会育ちだけど、虫はなんでも、手でつかめるのが、小さな自慢。
(もちろん、ゴローちゃんは別!!)
そっと手のひらに、チイ(さな)・カナ(ブン)を包んで、玄関へ。

ドアを開けた瞬間、飛んだ。 
そして、見当たらない・・・。

その晩、テレビだけをつけっぱなしで、寝ていたら
チイ・カナ、10回ぐらい、テレビに頭部から激突。
かわいそうかも・・・・

でも、朝になると見当たらない。

次の晩、帰宅は23時頃。
部屋の電気をつけた瞬間、飛んできた。
なんか、待ち人(虫?!)のいる家って、悪くないかも・・・。

朝食べた、アンデスメロンの皮にちょっと
紅い果肉がついていたので、チイ・カナを乗せてみる。
反応は・・・・。

次の朝まで、メロンに頭を突っ込みぱなし。
もじもじ、あごの辺りを動かしながら、確かに皮にはキレイに
チイ・カナが食べた小さな歯型のラインが一本。

たぶん、手足は蜜でベタベタ。でも離れない。
ひっぺがしてみても、すぐに細い足でメロンに貼りつく。

フレッシュなメロンの皮に変えてみた。
また、食べる。食べ続ける。
よーく観察していたら、小さな真っ黒い目と目があった。


下町のマンションに紛れ込んだことで、
予期せぬ人生(虫生か?!)の展開。

目の前に湧いたアンデスメロンを食べ続けることは、
幸せなのか、はたまたあんまり、幸せじゃないことなのか。

そして、何をしたいのか、何をしてあげると喜んでくれるのか。

マーケティングは、世の中の人がどんなコトを求めているのか、
どういう風に考えているのか、どんなサービスを創り出していくのがいいのか、
考えて考える日々。 人には理性もあれば、虫と同じ本能もある。

自分が関わることで、どこかで、誰かが少しでも、
「けっこう、ワルくないかも・・・」と、
思ってもらえるようなシゴトをしていきたい。

今夜は何をしたら、「こいつ、イケてる!」って、
チイ・カナに思ってもらえるかな・・・。


マーケティング部のナカダ

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