後退は前進の準備である

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

昨夏に生まれた息子が、最近ずりばい(ハイハイの未完成形)を始めました。
ただし、まだ後ろにしか進めません。

床に降ろして正対すると、こちらを向いてニコニコ。(一応、パパだと認識してくれている模様)
しかし、ニコニコしながら、どんどん、いやDing-Dong遠ざかっていきます。

そんな彼を見て、日常生活ひいては人生だってそんなものだろう、という感情が不意に芽生えたので、(ペンではなく、)スマホを執りました。

新年度も始まり、 心新たに毎日を過ごしている方も多いことでしょう。
けれど、いつも元気に前向きに過ごすことができるわけではありません。
そんなときは思い切って、立ち止まる、あるいは一旦後退してみることも、時には大切なのだろうな、と。そして、いろいろ整ったら、また前進すればいいのです。

ひとつ、このときに大事なことは、前を向きながら後ろに退がることなのかも、と、勝手に気づきました。すぐに前に進めますからね。

これはもしや、かの有名な水前寺理論の真髄なのか!

たぶん「3歩進んで2歩下がる♪」を体現してみて、と言われたら、後ろを向いて2歩下がるひとはあまり多くないのではないでしょうか。(筆者推定)

うーん、深い。

と、こんな調子でスマホをいじっていたら、彼はパパからさらに遠ざかってしまった。
そして、広くもない部屋で壁に到達して、そこから退がれずに泣いている。

ムスコよ、そこからはね返って進むのだ。まさに、後退することは、前進の準備なのだから。

そんなふうに思いながらも、当分は壁際まで迎えに行く日が続きそうです。
この貴重な準備期間を経て、前に進んで、近づいてきてくれる日を楽しみに。
5月 近藤さん.jpg
経営企画部 近藤

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