慈雨

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

6月入社の山崎です。
梅雨の時期を好む人は少ないと思いますが、私の場合は少し事情が異なります。
私は去年から千葉県香取市の貸農園(50㎡)を借りていろいろな野菜を栽培しています。

数年前に清里から無農薬栽培の完熟野菜を定期的に届けてもらうようになり、そのおいしさに感動し(同時に半世紀もの間気づかなかった自分に嫌気がさしましたが)、いつかは自分でも野菜を作ってみたいと思う気持ちが芽生え、たまたま目にした貸農園募集記事に飛びつきプチ農業の世界に足を踏み入れることになりました。

この季節は5月・6月に植えた夏野菜が一気に成長する時期で、余分なわき芽を摘んだり、伸びるツルを思う方向に誘導したりと農夫としての仕事が山ほどあります。本当は2,3日に一度畑に出向き様子を観察し細々と世話をしたいのですが、香取といえば成田の先なので往復の所要時間3時間、交通費も4千円と嵩み、何より不自由な勤め人の身であるため、週1回の訪問もままなりません。
7月 山崎さん.jpg
そんな状況でやはり一番気になるのは水分補給のことです。貸農園というビジネスとはいえ水遣りサービスはありません(近隣の小学校の先生方には、校庭だけでなく乾いた畑を見たら水遣りをしましょう。と生徒たちにご指導いただけると嬉しいのですが)。天水(てんすい)といって天から降ってくる雨水だけが頼りですからカンカン照りが続くと気が気ではありません。豊穣の秋を迎えるためにはこの時期に雨が降ってもらわないと困るのです。じめじめと不快な季節であると多くの人から忌み嫌われようとも、梅雨は梅雨らしく振舞ってほしいのです。勿論、降り過ぎると表土が流されたり、ようやく結びかけた実が腐ったりと、取り返しのつかない悲惨な事態に陥るリスクもあるので、大雨も困ります。

雨量は適度・中庸であってほしいと空を見上げて祈るものの、天のなす業、こればかりは一農夫の思うようにはいきませんね。体調を壊しやすい時期でもありますのでご自愛ください。

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