先日、奥歯を抜きました。親不知ではない普通の歯です。
四年ほど前、虫歯を治療し始めたことが始まりです。当時引越すことが多く、歯医者を何度も変えていました。今思えばこれが良くなかったのでしょうか。医者によって治療方針が違うのですから、様々な治療を受けるうちに、私の奥歯はついに耐え切れなくなってしまいました。
歯を抜いたらどうなるかご存知ですか？放置すると両隣の歯が倒れてきてしまうので、一般に次の３つのいずれかの処置をする必要があります。
1.入れ歯・・・今回のケースでは部分入れ歯ですね。ただし、噛む力が弱くなる上、周りの歯に針金をつけるため、周りの歯にダメージがあるそうです。
2.ブリッジ・・・両隣の歯に橋を架けるように、人工の歯をかぶせます。ただし、両隣の元気な歯をかなり削らなくてはなりません。
3.インプラント・・・人工の歯を埋め込みます。周りの歯に影響を与えずに済み、見た目も自然ですが、保険が適用されず料金は非常に高いです。
歯って抜くだけじゃダメなんですね。どの選択肢も辛いです。しかし、1.2のデメリットはあまりに大きいと判断し、泣く泣く3を選ぶことにしました。
抜くときの痛みもかなりのもので、まず麻酔が数カ所におよぶので麻酔自体が痛いです。そして、どんなに医療技術が進んだ現在でも、歯を抜くのはピックを使って力ずくで抜くのです。まるで工事をしてるみたいで、麻酔していても痛いです。久しぶりに泣きそうになりました。抜いた後も激しい痛みが続く日々。しかも歯を抜いたのと同時期にどうやら花粉症になったらしく、鼻水止まらず、目もかゆい、歯ぐきも痛い。もう最悪です。
しかし、悪いことばかりではありませんでした。8ヶ月になる息子に歯が生えてきたのです。抜ける歯あれば生える歯あり。私はとうとう抜いてしまいましたが、息子には同じ目に合わせないようにしっかりケアさせようと思います。
数理部 松原
