みかんから考える

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

大雪も過ぎ、本格的な冬を迎えました。今年も残すところ20日ほど。早いものですね。

さて、こうしてブログの順番が近づくと、掲載予定日の2週間ほど前に告知があり、慌てふためくことがしばしば。
今回も、お題はなににしようかと、社内を見渡し、空を見上げ、冷たい北風に吹かれてみても、アイデアが浮かびません。

どうしよう・・・、と庭に目をやるとそこには橙色に輝くみかんが。
日本人には欠かせない、みかんの話にしましょうか。

我家は無類のみかん好き。ひと冬の消費量はかなりのもので、「それならみかんを植えてしまえばいいのでは」、ということで、神社の植木市で購入した小さなみかんの苗木を植えたことが始まりでした。

でも、みかんには北限があるし、だいたいみかんは海沿いの日当たりの良い斜面に植わっているもの。郊外とはいえ、東京の、しかも住宅街で生るわけがないのでは。
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そんな疑問や不安をよそに、小さなみかんの苗木はグングン育ち、今ではこんなに大きく成長しました。やはり日の光が大好きなようで南へ南へと枝を伸ばし、今では塀を超えるまでになり、道行く人へお裾分けをしているようです。

そのみかんですが、温暖化の影響で名産地がそうでなくなるかもしれない、という話をご存知ですか。

環境省の資料*1でも、2060年には新潟県や山形県にかかる地域がみかんの栽培適地とあります。お米の名産地がみかんの名産地へと変わってしまう?
日本でみかんが食べられなくなるということはないようですが、色々な問題が絡んできそうです。小さな庭のみかんの木から、地球規模の温暖化の話へと飛躍しましたが、あらためて環境問題を考えてみるきっかけとしたいと思います。
*1
「気候変動への賢い適応 図2-11 ウンシュウミカンの生産適地分布の変化(杉浦・横澤,2004)」ライフネット生命保険サイトの外へ移動します(新しいウィンドウが開きます)
お客さまサービス部 河野

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