祝!○○卒業!!

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

2歳の娘を相手に、「早く!」「急いで!」を毎朝15回くらい繰り返し、なんとか登園させた後、いつもの通勤電車に乗れてホッと一息すると、改めて「私、娘を急かしてばっかりだな。」と自己嫌悪に苛まれる日々です。でも、育児をしていると、「あれ、いつの間にこんなに成長していたの?」と親バカながら感動してしまうような場面に出くわすことがあります。


うちの娘は、1歳になってすぐに卒乳したのですが、それまで泣き止ませのために与えても見向きもしなかった“おしゃぶり”を、その頃から急に愛好し始めたのです。
日中こそ保育園には持参しないものの、帰宅した途端、「おしゃ~ぶり~♪」と真っ先に飛びつきます。
寝ている間でさえ、ふとした拍子に口から外れると、寝ぼけながらも「おしゃぶり~」と号泣するので、暗闇の中、布団の上を手探りでおしゃぶりを探す羽目になります。

2歳を目前にした頃から、「寂しいからおしゃぶりを手放せないんじゃないの?」「おしゃぶりをしていると歯並びが悪くなるらしいよ」などと言われることが多くなり、母親の私も、そのたびに娘に申し訳ない気持ちになったり、インターネットで“おしゃぶり 歯並び”と検索したり、「どうしたものかな~」と悩んでいました。
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そんなある朝、いつものように布団でゴロゴロしている娘を着替えさせながら、「おしゃぶりは赤ちゃんがするものなんだよ~。お友達はだ~れもしてないもんねー。」とつぶやくと、突然、「おしゃぶり、ポイする!」と言い出したのです。予想外の展開にびっくりしながらも、この機に乗じない手はない、とゴミ箱の前まで一緒に行くと、しばしゴミ箱の前で逡巡した後、自らの手でゴミ箱の中へ!

とはいえ、2歳の子どものこと、数時間もしたら「おしゃぶり~」と大泣きするかもしれない、と思って、こっそりゴミ箱から出して食器棚に隠しておいたのです。
案の定、その日保育園から帰ってきた娘は、自分が今朝したことなどすっかり忘れて、「おしゃぶり、どこですか~♪」と上機嫌。
ところが、そこではたと気が付いたようで、「あ、ポイしたんだった…」と。
少し寂しそうにしているものの、全くぐずったりしませんでした。
その後も、うっかり「おしゃぶり~」と言っては、「ポイしたもんねー」と自分で自分を納得させています。その健気さに、こっちが泣きそうになってしまいました。

その夜、おしゃぶりが無くてもすんなり寝付くことができたので、隠しておいたおしゃぶりは、晴れて「思い出BOX」にしまいました。おしゃぶり卒業記念日は、ちょうど2歳半の誕生日でした。

お客さまサービス部 片田

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