目に見えない表現者

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

こんにちは。

コンタクトセンター(企画担当)の荒井です。
まだまだ日中は蒸し暑いですが、夜になると涼しくなってきてようやく秋の気配を感じるようになってきました。私は季節の中では秋から冬にかけてが一番好きです。これからの時期、空気の匂いがたまらなく良いのです。

今回で2回目のブログですが、入社した5月から初めて経験することも多く、刺激的な毎日であっという間に時間が過ぎているのを感じます。

何を書こうかなと悩みましたが、先日ラジオを聞いていてふと思ったことを書きたいと思います。

私は前職で音楽・エンターテインメント関係の仕事をしており、その中でアーティストがラジオ番組に出演したり、ラジオのパーソナリティのマネージメント関連で各ラジオ局によく伺うことがありました。

ラジオというメディアは各局によって独自の色がとてもでやすく、各ラジオ局に行くたびにとても面白い発見があった記憶があります。

当時インターネット配信やレンタルを初め様々な理由によりCDがなかなか売れないと言われているなか、音楽というものをただのデータとして届けるのではなく、こだわりとして伝えられる手段を一生懸命探していた為、各メディアによっての特性をより意識するようになりました。

もちろん何が良い悪いという単純なことではなく、それぞれに良い部分があり、組み合わせることにより発揮できる影響力もあります。

ラジオは、パーソナリティーや出演者の声や音楽など、限られたもので表現する為に、リスナーの想像に委ねるキャパが大きく、伝え手と受け手の相互関係により成り立つ部分が大きいと思います。

また、自由に表現できることも多く、リスナーをより近くに感じられるメディアでもあります。

ラジオ番組を聞いたり、パーソナリティの方々の話を聞いたりしていると、声や音楽だけで表現するってほんと凄いことだなあと思うことが多々ありました。
映像つきでの表現であればインパクトが伝わるものも、声のみで表現する場合は、より抑揚をつけて表現したり、伝えるスピードを調整したりしないと伝わらない部分もあります。また、視覚の情報がないのに、声を聴くだけで話し手がどのような表情をしているか伝わる表現というのでしょうか。

その点などは私が現在日々関わっているコンタクトセンターにも共通する部分があるなあと、ふと思ったのです。コンタクトセンターでは主に電話でお客さまとコミュニケーションをとっています。
目に見えない表現となるため、どのようにお客さまにご案内をするのがより伝わり易いのかなど、日々チーム内で話し合うことも多いです。
私たちの顔が直接見えない分、よりお客さまの想像がつきやすい様なご案内をする必要があると思うので、オペレーターは日々笑顔でお客さまと会話しています。

目に見えないという壁はありますが、私たちの顔が、より透明にお客さまに届く様にこころがけることが、お客さまとの距離を縮めることができる第一歩だと思います。

そんな思いを忘れずにこれからも日々工夫をしながらよりよいコンタクトセンターにしていけたらなと思います。


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