100kmの道も一歩から

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

前回の社員ブログでお約束した1年以内に達成したい3つの目標の一つ「ウルトラマラソン(100km超)完走」を実行に移すべく、年明け早々、宮古島に飛びました。

挑戦したのは、こちら→ 宮古島100kmワイドーマラソン(※)。ライフネット生命保険サイトの外へ移動します(新しいウィンドウが開きます)
島の南側にある うえのドイツ文化村をスタート地点とし、時計回りに宮古島を1周するコース
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を、14時間以内に走り切ることが完走の条件です。

結果から言うと、11時間47分02秒(460人中94位)という期待以上の好タイムで完走することができました。

当日のレースの様子はTogetterライフネット生命保険サイトの外へ移動します(新しいウィンドウが開きます)とYoutube(※風の音が大きいので再生時はご注意ください)(http://bit.ly/yCiIqD )に保存してみましたので、「私もいつか挑戦してみたい!」という方はご覧頂ければと思います。

また、大会全体の様子はこちらの記事でもご覧いただけます。【特集】第22回宮古島100Kmワイドーマラソン(宮古毎日新聞)
http://www.miyakomainichi.com/2012/01/29027/ライフネット生命保険サイトの外へ移動します(新しいウィンドウが開きます)
 
…と、リンクに頼ってばかりだと手抜きエントリーだとツッコまれそうなので、今回のウルトラマラソンを走っている間に思いついたことを、いくつか共有してみたいと思います。

1. 体幹を意識して走る。身体と対話し、修正する。

マラソンのように長い距離を走っていると、知らず知らずのうちにフォームが崩れ、それが膝などの痛みにつながることがあります。そして、痛む場所をかばって更にフォームが崩れ…という悪循環に陥りがちです。それを避けるために、①なるべく体幹を使って走るとともに、②身体とこまめに対話し、少しでも違和感を覚えたら、すぐにフォームを修正する(例えば体重のかけ方や足の踏み出し方など)…ということの繰り返しが有効なのですが、今回はその効用を特に感じました。

(ややこじつけな気もしますが)事業の運営でも同じようなことが言えるのではないかと思います。体幹(=会社の理念や行動規範などの軸)をしっかり意識すること、そして身体とのきめ細かい対話と修正(=事業に関わる内外の変化を敏感に感じ取り、日々の行動を柔軟に変化させる)ことが、生命保険のように長期的なビジネスでは特に大切なのかもしれません。逆に、小さな違和感を放っておいて、知らず知らずに悪循環にはまって…ということにならないように注意する必要もありますね。

2. 自ら選んだ一歩の力。

100kmマラソンではエイドステーションでの補給や、坂道(今回、坂道は無理せず全て歩くと決めていました)など、足を止める機会が多くありました。想像していただくと分かると思いますが、ヘトヘトに疲れている所で一度足を止めてしまうと、再び走りだすのにはとても大きなエネルギーが必要です。今回のウルトラマラソンでは、そこで気力を振り絞って一歩踏み出す度に、その一歩を踏み出すのに注いだ力が、あたかも地面にぶつかって加速して跳ね返ってくるかのように、一歩一歩、身体にエネルギーが戻ってくる不思議な感覚を何度も覚えました。

「人が”自らの意志で一歩踏み出す一歩”には、とても大きな力がある。」

これは、世界チャンピオン6回という伝説のトライアスリートMr. Mark Allenがある講演会で話していて感銘を受けた言葉なのですが、彼が言わんとしていることが、少しだけわかったような気がします。人から言われてやる仕事よりも、自分でやり遂げると心を定めて挑戦する仕事の方が自然と大きな力が出るのも、同じ原理なのかもしれませんね。

3. カウントアップ

普段、マラソン大会などのレースに出る時は、無意識のうちに「あと何キロ」とカウントダウンしてしまいます。今回は100kmという長い距離だったこともあり、カウントダウンしていると憂鬱になりそうだったので早いタイミングでカウントアップ切り替えてみたところ、これまた不思議と前に進むのがとても楽しくなりました(←単純)。

同様に(?)、ライフネット生命には、「開業から5年以内に保有契約15万件」という目標がありますが、社内で「あと何件…」と数えることはありません。1kmずつ、10kmずつ。1,000件ずつ、10,000件ずつ。楽しいときも、苦しい時も、少しずつ前に進んでいくうちに、「思えば遠くへ来たもんだ」となるのが、より遠くを目指すときのコツなのかもしれませんね。

4. 余裕を残す。

今回の宮古島100kmワイドーマラソンは、曇り空で気温もそれほど上がらず、マラソンには適した天候でした。しかしながら、スタートから9時間ほど過ぎたところで、1時間ほどのカンカン照り→その後、土砂降りの雨…と様相が一変。急変した気候に対応できずリタイアされた方も多かったようです。長いレースの場合、常に外的環境の変化(日光、大雨…)に柔軟に対応する余裕を残しておくことが必要なのだということを痛感しました。

仕事では、「出しきらない」ことは、ともすると「不真面目」と受け止められがちですが、組織として常に一定の余裕を確保しておくことも、環境の変化の激しい今のような時代には重要なことなのかもしれません。

以上、企画部の堅田でした。

※ 「ワイドー(もう少し正確に発音すると「ワィッ・ドォー」という感じ)」とは、宮古島の言葉で「グッと踏ん張れ!がんばれ!」というニュアンスのエールだそうです。
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