寝る子は育つ?

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

こんにちは。お客さまサービス部の片田です。
私は、高校を卒業して家を出るまでの間ずっと、家庭の教育方針で20時就寝を続けていました。
学校の授業が終わって帰宅したら、お風呂に入って夕飯を食べると、あっという間に寝る時間。友だちが観ているテレビドラマの話も分からない、好きな部活動も選べない、塾や予備校に通うなんてとんでもない、そんな毎日でした。
もちろん私自身はそんな就寝時間の取り決めに不満タラタラで、それが大学進学と同時に家を出る理由の一つともなった訳ですが、時は流れて、今や私も一児の母。
昔から、「寝る子は育つ」と言われていますが、実際のところはどうなのでしょう。
就寝時間と子どもの身体的な成長には、なんらかの関係があるのでしょうか。

ふと思い立って検索してみると、厚生労働省の「21世紀出生児縦断調査」の中で、「就寝時間と子どもの体型の関係」を調べたデータがあったのでグラフにしてみました。
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※「21世紀出生児縦断調査」では、21世紀の初年である2001年に出生した子どもたちを対象として、その生活等の変化を毎年調査しています。今回使用したデータは、2009年に実施された第8回のデータで、2001年に生まれた子どもたちは8歳(小学2年生)になっています。

グラフを見ると、21時前に就寝している子どもの61.5%が普通体型であるのに対して、就寝時間が23時以降のグループでは、普通体型の子どもの割合が56.2%となっており、就寝時間が遅くなるにつれて、普通体型の子どもの比率が下がり、一方で、肥満傾向の子どもの比率が高くなっていることが分かります。
「寝る子」=「就寝時間が早い子」と考えると、「寝る子はバランス良く育つ」と言えそうです。「寝る子は育つ」と言うと、寝る子ほど体格がいい(大きい)のかと想像してしまいますが、実際は全く逆のようです。
まもなく2歳になる娘の就寝時間は21時過ぎ。親の都合で、ついつい寝かしつけ時間が遅くなりがちですが、肥満児だった両親に似ないためにも、しばらくの間は、21時就寝を厳守したいと思った次第です。


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