念願のジンジャークッキー

投稿者:
ライフネット生命 スタッフ

街はもうお正月を迎える準備に入ったというのにクリスマスの話題です。
若かりし頃はクリスマスが近づくと浮かれたような追い立てられるような気分になったものですが、最近はのんびりとファミリークリスマスを楽しむようになりました。

ここ数年はクリスマスになると娘とケーキのデコレーションをして楽しんでいましたが、今年はIKEAで『ジンジャーブレッドハウス』なるものを発見。「これぞまさに憧れの!」と娘より私が大喜びで購入しました。
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というのは、この「クリスマスにジンジャークッキー」というのが子どもの頃の夢だったのです。
小学生の頃、リンドグレーン作の『やかまし村』シリーズが大好きだった私は、中でもとりわけクリスマス前後の話がお気に入りで、そこにジンジャークッキーが登場するのです。
当時、ジンジャークッキーなんて見たことも口にしたこともなかったので、味や香りを想像しては
うっとりとし、遠い異国の地のクリスマスを想像したものでした。
それで『ジンジャーブレッドハウス』を見つけた時に、そういえばリンドグレーンもスウェーデン出身、IKEAもスウェーデン・・・ということは・・・
これはもう私の長年夢見た“『やかまし村』のジンジャークッキー”じゃないかと小躍りしたのです。

ちなみに、ジンジャーブレッドハウスはグリム童話『ヘンゼルとグレーテル』の“お菓子の家”のモデルになったものだそうで、イギリスからドイツにジンジャークッキーを紹介したのもグリム兄弟だそうです。(スウェーデン関係ではないけど・・・)

物語に登場して、幼い私の憧れの的になった食べ物はまだまだあります。
モンゴメリ作『赤毛のアン』の「イチゴ水」・・・これは母が作ってくれたイチゴジュースを飲んでなんとなく想像できたのでクリア。
ディケンズ作『クリスマスキャロル』の「クリスマスプディング」
・・・こちらはイギリス土産でいただいたものを食べたことがありますが、全くクリスマスムードではない状況で食べたのでいまひとつ盛り上がれず。
ローラ・インガルス・ワイルダー作『大草原の小さな家』の「モラセスクッキー」
・・・そもそも「モラセス」自体が私には謎の食べ物でしたが「糖蜜」のことっだったのですね。
きっと砂糖の代用品として使用されていたのでしょう。これは今もまだ憧れのまま。

他にもいくらでも思いつくのですが、竹藪と田んぼに囲まれ、周囲に輸入食品を扱うお店などなかった子ども時代、物語の中の食べ物は本当に魅力的でした。
想像の中のものだったから余計にキラキラと輝いて見えたのかもしれませんね。

それで、憧れのジンジャーブレッドハウスの出来ですが、張り切って作ったものの悲しいかな、かなりセンスの無い仕上がりになってしまいました。
でもちょっとスパイシーな甘い香りを漂わせてくれ、クリスマス気分を盛り上げてくれました。

お客さま相談部 牛島


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