Stay Hungry. Stay Foolish.

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ライフネット生命 スタッフ

こんにちは。システム部の廣瀬です。

みなさんもご存知かとは思いますが、10月5日に偉大な人物である【スティーブ・ジョブズ】氏がお亡くなりになりました。

私は熱狂的なMacユーザでは無いのですが、気がついてみるとiPodから始まりiPhone・iPadといつの間にかApple製品が身の回りに増えてきて、意識しないままジョブズのセンスに触れることが増えている事にあらためて気づきました。

ジョブズ氏について印象に残っている出来事といえば、1981年にApple社を解任されて、1997年に再び復帰する事となったのは、当時あまりApple社やジョブス氏に興味のなかった私でもとても印象深く記憶しています。

ジョブズ氏が返り咲く前の経営に関わっていた企業もさすがと思いたくなる企業ばかりで、代表的な企業としてCGアニメーション映画のトイストリーで有名な「ピクサー社」など、今思えばApple社を解任されても彼の経営センスが間違っていなかった事を証明できていたんだと思います。

Apple社へ復帰してからのジョブズ氏が送り出した製品はPC業界に強烈な印象と共に、当時Apple製品はマニアのものと思われていた概念を完全に覆すことになり、現在では時価総額が世界最高になった事は大変素晴らしい事だと思います。

そのジョブズ氏が残した名言が幾つかありますが、私が一番好きなもので「Stay Hungry. Stay Foolish.(ハングリーであれ。愚か者であれ。)」という名言があります。

2005年の米スタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチで、自身の生い立ちや闘病などの経験から彼の人生観を世に知らしめたものでした。

要約すると、以下のような内容です。
■点と点をつなげる
将来を見据えて、点と点をつなぐことなどできない。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。いまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。

■愛と敗北
アップルを追われなかったら、今の私は無かったでしょう。非常に苦い薬でしたが、私にはそういうつらい経験が必要だったのでしょう。最悪のできごとに見舞われても、信念を失わないこと。自分の仕事を愛してやまなかったからこそ、前進し続けられたのです。

みなさんも大好きなことを見つけてください。仕事でも恋愛でも同じです。仕事は人生の一大事です。やりがいを感じることができるただ一つの方法は、すばらしい仕事だと心底思えることをやることです。そして偉大なことをやり抜くただ一つの道は、仕事を愛することでしょう。好きなことがまだ見つからないなら、探し続けてください。決して立ち止まってはいけない。本当にやりたいことが見つかった時には、不思議と自分でもすぐに分かるはずです。すばらしい恋愛と同じように、時間がたつごとによくなっていくものです。だから、探し続けてください。絶対に、立ち尽くしてはいけません。

■死について
自分はまもなく死ぬという認識が、重大な決断を下すときに一番役立つのです。なぜなら、永遠の希望やプライド、失敗する不安…これらはほとんどすべて、死の前には何の意味もなさなくなるからです。本当に大切なことしか残らない。自分は死ぬのだと思い出すことが、敗北する不安にとらわれない最良の方法です。我々はみんな最初から裸です。自分の心に従わない理由はないのです。

あなた方の時間は限られています。だから、本意でない人生を生きて時間を無駄にしないでください。他人の考えに溺れるあまり、あなた方の内なる声がかき消されないように。そして何より大事なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。あなた方の心や直感は、自分が本当は何をしたいのかもう知っているはず。ほかのことは二の次で構わないのです。

そして最後の締めくくりに、ジョブズ自身が若い頃好きだった本の裏表紙に書いてあったコメントを流用し、「私自身、いつもそうありたいと思っています。そして今、新たな人生を踏み出すあなた方にもそうあってほしい。ハングリーであれ。愚か者であれ。」

あらためて原文を読み直して見て、好きな事に全力を注ぎ、その信念だけで偉業を達成してきた事は、スマートではありませんがとても親近感を感じます。

彼の死はとても残念ではありますが、後悔のない人生を過ごせたんだろうと思うと羨ましくも感じます。


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