伊藤です。東日本大震災から発生してから、2ヶ月以上が経ちました。
会社としては、震災をうけて被災地域の契約者向けの特別取扱いを行ったりと対応を行っていますが、個人としても微力ながら何かできないかと考えています。
そこで、
などと、普段と同じように生活する中で少しでも協力できるようにしています。
そんな中で、ニュースなどで知ったのが「ふるさと納税」を使った寄付です。
「ふるさと納税」とは、出身地や自分と関わりが深い地域を応援したいという思いを実現するために、特定の地方自治体に対して寄附をした場合に、5,000円を超える部分について、一定の限度額まで所得税と個人住民税の控除が受けられるしくみです。
確定申告を行うと、所得税が還付され、自分の住んでいる自治体に本来支払うはずだった分の住民税が軽減されるので、実質的な負担を抑えながら、まとまったお金を直接、被災地の自治体に寄付金できるというわけです。
具体的な例でいうと、年収700万円で夫婦と子ども2人の4人家族(税率10%)の場合、4万円寄附するとすれば所得税で3,500円、住民税で31,500円、計35,000円の税金が戻る計算になり、自己負担は5,000円で40,000円の寄附ができることになります。
テレビに映される被災地の状況はどこも悲惨な状況なので、どこの自治体に寄付しようかと迷ったのですが、私は宮城県気仙沼市を選びました。
実際に気仙沼に行ったことはないのですが、毎年、秋になると目黒で開かれる「目黒のさんま祭り」に何度か出かけて、炭火焼の美味しい気仙沼のさんまをいただいたことがあります。 気仙沼港で水揚げされたさんまが少しでも早く食べられるようになったらいいな、という思いを込めました。
(数年前に「目黒のさんま祭り」でいただいた、気仙沼の炭火焼さんま)
実際に税負担が軽減される額には所得に応じて上限があるので、その目安を確認(千葉県が案内している自己負担額5千円以内で寄附を行える寄附金額の目安)。
自己負担を抑えられる範囲で、寄付金として振込を行いました。
まだまだ被災地では大変な状況が続いていますが、少しでも復興の役に立てることをこれからも行っていけたらと思っています。